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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 184

理人の傷はどうやら真・バーサーカーが発動したようで癒えていた。
「無駄なことはしないたちなんだよ。」
「ちがうね。俺とまともにやれば負けるからだろ?大量生産のインスタントラーメンはそれなりの旨さがあるが、手打ちのラーメンには劣るだろ?お前はインスタント、俺は手打ちだ。」
「それでも、俺の能力は無敵だ。」
「確かに、燃えればほぼ無限に蘇るお前は一見無敵だな。でも、燃えなければ再生できないという弱点もある。だったら簡単だ。燃えない所で倒せばいい。」
「無駄だよ。俺は水の中でも燃えられる。」
「だろうな。花火だって燃えられるんだ。」
「えっ!?そうなの?」
「美咲、知らなかったのか?」
「そう、花火にできるんだ。俺にできないはずがない。つまり、地球上で俺を殺す手段はない。」
「地球上じゃあな。でも、真空の宇宙ならどうかな?元々燃えないし、例え燃えても、すぐに拡散してお前は死ぬ。」
ギクッ、と甲作の顔が表現する。
「な、なめるなよ。俺は最強の・・・グッ!?」
甲作が襲いかかろうとする前に理人は剣を全て折り、首を掴む。
「能力がだけじゃだめなんだよ。それを使いこなして最強になれるんだ。」
そう言って、理人は空高く放り投げ、覇龍皇を構える。
「じゃあな。宇宙人によろしく。・・・・・・・神船昇竜弾。」
覇龍皇の銃口から飛び出た昇竜は甲作を引き連れて、大宇宙に飛んでいった。


「理ちゃん。私を離さないでね。」
裏山からの帰り道、美咲が理人にそう言った。
理人は言われなくてもそうするつもりである。
ふと、理人は夜空を見上げた。星が輝いている。そして、つぶやいた。
「あー、今夜は星が綺麗だ。」

さて、草薙奪還チームはというと・・・・
「はぁはぁ…」たいした手当もせずに刀機は走り続けていた…追っ手が四人…今の身体で相手をするのはかなりキツい…「いい加減に姿を現したらどうだ…」「おやおや…もう降参かい?」「せっかくの鬼ごっこなのになあ?」…傷が痛む、思った以上の深手だったようだ…一つ殺気が増加する…来る…ザシュ…刀機は何とか交わすが、いつもの体のキレはない…「その程度なのか?」「信じられないな…この程度の奴に上層部は恐れをなしていたのか?」
(何だ…この力が失われていく感覚は…)刀機は何とか剣を具現化させると追っ手の一人と対峙した…キィィン…何とか互角というところだが…急に右手と左手に握った剣の感覚が失われる…ドサッ…遂に地に膝をつく「くっ…まさか…はぁはぁ…」「あっけないねえ…」「じゃ、連れてくか…」

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