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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 174

所変わって、やなく達は・・・

「終了〜!!」
「あんまり大したこと無かったな、ミネルヴァの新型人間兵器も。」
見れば、ミネルヴァの3人は石畳に伏せている。
さすがに学園トップクラスのやなく・理人ペアにはかなわなかったらしい。
「もういいだろ?俺を学園に帰してくれ。」
「わかったよん。そんじゃ、また危なくなったら呼ぶから!!」
「二度と呼ぶな!!」
理人は文句を言ってからやなくの作った「道」で学園まで帰った。
「じゃあ、刀ちゃん達の様子を見に行きますか」
主姫とわかれた刀機は地図を持つという少女をさがしていた…「お〜い負け犬く〜ん!」刀機は何もない空間を睨みつける「何のようだやなく」すると空間を割ってやなくが現れる…「派手に負けたそうじゃないか陸?君ともあろうものが力の誘惑に負けるとはあ〜情けなや」刀機は睨みつけるが何も言わない「姫ちゃんは鍵を取りに試練に向かったみたいだね」

そこは真っ暗だった。しかし、床だけは白く光っていた。
「ここに『鍵』が…」
『汝力を求める者か?』
頭の中に声が響く。
「…えぇ、そうよ。」
『ならば己の力を示せ。』
急に周りが明るくなる。見ると何の変哲も無い12畳程度の和室である。そして、そこに居たのは…

「いや〜、一瞬の登場御苦労様。」
「うるせぇよ!だいたいあんな雑魚はお前等二人で片付けりゃ良かっただろうが!」
「そこがリレー小説の穴ってヤツだよ。まぁ、醍醐味と言えなくもないけどね。」
「はぁ?まぁ良いや。これで暫くは休めるんだろ?」
『そうはいきませんよ』
慌てて振り返る二人。そこには黒い帽子に黒いコートの青年が立っていた。帽子を目深にかぶっているので表情は読めない。
「私は『神狩人』全てのヒトの代行者。霧島光一、貴方を『狩り』に来ました。」
「ミネルヴァの刺客か!?」
「あんな組織は関係ありません。私は『神』を抹殺するのみです。」
そして、殺気を発し始める。
「やれやれ、初対面の人に抹殺するなんて言われるなんてね。理人君、君は応援を読んで来てくれないか?僕等二人じゃ手に余りそうだからね。」
腰を低く落とし、構える光一。
「分かった。俺が戻るまで死ぬんじゃねーぞ。いくらアンタでも死なれちゃ寝覚めが悪いからな。」
「…努力するよ。」
光一を一瞥し、駆け出す理人。
「ヒトは『運命』を乗り越えなくてはならない。『神』よ!私は貴方を抹殺する!!」
そう告げると不意に消える神狩人。次の瞬間、崩れ落ちる光一。
「…くっ!一体、何が…?」
「少し時間を止めただけです。行きますよ…!」
「時間を、止める…だっ、て…?」
「…貴方に私を捉えることは出来ない。私は『運命』に克つ!」
光一を吹っ飛ばしながら叫ぶ神狩人。

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