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香港国際学園
官能リレー小説 - 学園物

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香港国際学園 127

「ちょっと…待ってよ…ふざけんなよ…なんだよさっきから…怖いだの怪物だの…」
才英が泣いていた。怒りとも哀しみともつかぬ複雑な表情。
「立ち聞きとは趣味が悪いな才英」
苦笑いする誠一に、やなくが珍しく人並みな発言をする。
「『アレ』って立ち聞きのうちに入るのかねぇ?」
「まあいい、奴も知っていていい話だしな…世の中はおまえが、望んでいるようなきれいごとばかりではないんだ、才栄…むしろ闇の部分の方が多く、強大だ…」
「だからこそ、君をリーダーに立てたんだよ革命派は…これからの学園には君のようなリーダーが必要だ。人を物差しではからずに全て平等に見ることができ、優しく思いやりのある男がね…」女の子姿の誠一に褒められ、才栄は少し気分を良くしたようである「誠ちゃんは自分の姿を100%以上解放しても制御できる自信はあるのかい?」シリアスキャラに徹しているやなくは突っ込みどころであるのに、才栄を無視して話を戻していた
「正直、俺たちはこれから何のために、誰と戦わねばならんのか…情報が乏しい。理人や剣護が調べてはいるが、学園のネットワークをハッキングするだけでは得られる情報は知れている…アドルフや理事上層部以上の者も暗躍しているやもしれんしな…」
「誠ちゃん家の烏さんたちも最近増えてるしねぇ…空間転移する度に殺気を感じちゃうから、正直うざいんだよなあ…今度焼き鳥にしちゃおうか?陸?!」「あの数相手では流石に骨が折れるぞ?」…ユーモアボキャブラリーゼロの刀機君なのでした…「んで、アドルフって何者なの?」「ああ、奴は仲間を重んじる奴だったな…」「へっ」

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