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シークレット☆ラブ
官能リレー小説 - 学園物

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シークレット☆ラブ 1

青木真美子(あおき・まみこ)・18歳・嫌がらせによりダブらされて現在高校二年生。

嫌がらせは、当時のクラスの女王様的女の彼氏に犯されたことをその女が「真美子が誘った」と信じ込んでクラスの女子全員にされたもの。以来真美子は女子は信じず、男子の制服を着て、男装で通学している。

「おっす青木」
クラスメイトでダブり仲間の城島達哉(きじま・たつや)が声をかけてきた。
「また男装して、幾らなんでもキツイだろう」
「ほっといてよ!」
「なあ、あいつらを復讐してみる気しないか」
小声で話しかける達哉。
「復讐?」
「あいつら親の権力使ってやりたい放題だろ、近く洋子の父親が逮捕される、あの健太の親父もな」
「????」
達哉の言葉に彼女はその時は分らなかった。

 数日後職員室に呼ばれ、手違いで落第させていた事を知らされた。まあ今更謝られても陳腐なもんで達哉と私の落第自体洋子の父親の差し金だった。きっかけは私が男子の制服を着て通学した事が教育委員会に知られ極秘に調査して私の人間不信を突き止めた、その課程で私をレイプした坂口 健太と我侭し放題の永沢 洋子の悪事が露見し、遂に双方の親の疑惑に発展した。

元クラスメイトたちに今更謝られても、真美子はいい気持ちはしなかった。真美子と達哉の人生を狂わせたのは洋子たち。

「坂口のムスコ、斬ってやりたいわ」
「過激だなぁ」
達哉と二人で屋上にいる真美子。達哉とは実はダブらされた直後くらいからつき合っていた。
「頼むから俺のムスコちゃんは斬らないでくれ」
「理由がないわよ、理由が」
「理由あれば斬るんかい、大事なムスコ」
「斬るよ」
「おーこわっ」
「でも・・・このDカップ美乳が勿体無い・・・」
そう言って真美子の胸をさする達哉だが、真美子に肘鉄を食らってしまう。
ショートカットのスポーツ少女の真美子は男装がよく似合っていた。
いや、似合いすぎてどこをどうみても美少年にしか見えない。
今時珍しい学ランタイプの制服は、真美子の豊かな乳房と女の子らしいボディラインを隠してくれるし、身長も164pとやや低い男の子と言った感じであるからだ。
そのせいか、男子の方が真美子を『男友達』としてすんなり受け入れ、達哉ですら最初はそうだったのだ。

別にそれは、真美子が女らしくないと言う意味ではないが、女らしくもあるが、颯爽として凛々しい美少女が、男装してそれが際立った為で、今や女の子ですら真美子を『男の子』として憧れの目で見る子もいる。
まあ、周囲がどうであれ、真美子は『男の子』として受け入れられるようになっていた。

一方、達哉は若干複雑である。
女の子の時には気にも留めていなかったが、男装の真美子に『一目惚れ』してしまったのである。
一応、女の子しか興味無いはずなのだが・・・本人も首をひねるばかりである。

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