更紗百人斬り! 6
私は倉田君の腰に脚を絡め、逃がさないように抱え込む。分身もくわえ込んで離さない。
「柏木さん? ホントに、もう……! ぬ、抜かなきゃ」
倉田君は私のおっぱいから顔を上げ、私の顔を見つめてくる。
もう、真面目なんだから。ここまで気持ち良くしてくれて、外で出させるもんですか。
私は肉壁をさらに細かく収縮させ、倉田君の分身の、最後の関を破る。
「来てっ! 膣内に!」
「出ちゃっ……っ!」
私の言葉と同時に、倉田君は無意識に腰を深く打ちつけ、欲望のマグマを吐き出した。
倉田君の分身は大きく脈打ち、熱の奔流を私の最奥へ流し込む。私も肉壁を収縮させ、一滴残らず絞り出す。
「はぁ……はぁ……」
長い放出が終わり、倉田君は力尽きたように私のおっぱいに倒れ込む。少し重いけれど、私はそんな倉田君の頭を抱き締め、いい子いい子と撫でてあげる。
倉田君の分身は私の中で徐々に硬度を失い、決着を感じさせた。
程良い疲れと充足感に包まれながら、私は目を閉じる。
倉田君を斬った。これで16人斬り。
「またしよーね♪」
後始末を終えてベッドに2人腰掛けながら、私は倉田君にキスを落とした。倉田君は真っ赤になり、小さく頷いた。
もう、可愛い〜!今度はもっと楽しんじゃお〜っと。
私達は示し合わせ、お互い時間を置いて別々に保健室を後にした。
*
私は下駄箱まで続く廊下を歩きながら、次の相手を物色していた。
自慢になっちゃうけど、私はかなり可愛いし、背もそれなりに高くてスタイルだって抜群。自分の持ち合わせている魅力は自覚しているし、きっちり武器として利用している。
だから、誘えば一声で勝負に持ち込める。でも、手当たり次第にやっちゃ芸がない。身体を許すんだから、しっかり吟味しないと。
童貞君ばっかり相手すれば簡単だけど、中には倉田君みたいな逸材もいる。男子やセンセー、用務員さん、選択肢は幅広い。色々経験して、力つけなきゃ!
と、その時。
「よー、更紗」
私は背中から聞こえた自分の名前に振り返る。そこにいたのは、ふてぶてしい金髪の男子生徒。
「今帰りかよ?」
私はその男子に言葉を返す訳でもなく、小さく頷いた。
その男子は上品とは言えない笑みを浮かべながら、私に近付いてくる。私の側まで来ると、肩に手を置き、私の耳元に顔を寄せた。
この男子生徒は私の1つ上の先輩で3年生。名前は橘真人。バスケ部のキャプテンで、かなりのイケメン、そして有名人。色んな意味で……
「なぁ……またしようぜ……?」
真人は私の耳たぶを舐めるように誘いを掛けてくる。
そう、私は真人と勝負をした事がある。
8人抜きをして天狗になってた頃、私に土をつけた最初で唯一の男……それがこの、橘真人だった。