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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 88

それが多美と木葉である。
自分の専用となるために、マッドサイエンティストの玲子の実験台になることを選んだ彼女たちに、悠はどうしても謝りたかったのだが・・・。
玲子は2人を会わせることはおろか、部屋に立ち入ることすら禁じる始末。
やむなく、悠は実験が終わる今日まで待たされたわけである。

「ほ、ホントに行くの?悠ちゃん」

付き添いの真はビクビクしながら夫に尋ねる。

「そ、そうですよ。
 いきなり悠ちゃんに来られても驚かせるだけですよ」
「ご主人様。悪いことは言わない。
 あの2人のことは忘れたほうがいいって。
 あの毒島の実験台になったら2度と会えないってもっぱらのウワサなんだから」

沙絵も静も必死になって悠を引き止める。
彼女たちにしてみれば、ここは地獄への入り口。
できつことなら近くに来ることすら避けたい場所なのである。
だがここがどれほど危険な場所か、その恐ろしさをよく知らない悠は頑として聞かない。

「ううん、ぼくは行くよ。
 だってあの2人はぼくのせいでここに入っていったんだから」

悠はそう言うと、地獄へのドアをノックした。
この一週間で悠は一つの答えを出してここに来ていた。
つい先日…悠は珠美と玲緒奈を奴隷にする事を決めていた。
二人の気持ちに応えた結果が奴隷と言う答え…二人の真摯な気持ちは、悠も考えを改めるしかなかった。
教師の中でも明日香に匹敵する爆乳教師珠美と、超一流の爆乳美少女奴令嬢の玲緒奈を奴隷にした事で悠の人生は本人が望まぬとも大きく変わろうとしていた。
そして、この魔境入りである…

コンコン、

「ん?どうやら愛しのご主人様がおまえたちを引き取りに来たようね?」

光も差さぬ薄暗い部屋(玲子の趣味による)で、玲子が薄笑いを浮かべながら2人に声をかける。
すでに2人はカプセルとコードの呪縛から解放されて悠の到着を今か今かと待ちわびていた。
もちろん、外に出さなかったのは玲子の指示である。
このマッドサイエンティストが勇者・・・もとい、ご主人様に出会える日は永遠に・・・訂正、かなり遠いことになりそうである。

「2人とも、そこで待っていなさい。
 そして思う存分、見せてあげなさい。
 私の手で生まれ変わったおまえたちの魅力を・・・!」

玲子はうれしそうな笑みを浮かべ、ついに魔境への入り口・・・訂正、研究室のドアを開いた。

「先生。約束の一週間が経ちました。
 約束どおり、2人に会わせてください!」
「うふふ・・・いらっしゃい。
 よく来てくれたわね。2人とも中で君を待ってるわ。
 さあ、どうぞ・・・♪」

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