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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 87

好きな人に尽くしたい、好きな人の力になりたい。
そんな尽くす性格の彼女は、同年代の男にとって少々うっとうしいものだったらしい。
あるものは自分を避け、またあるものは自分を拒絶した。
そのたびに珠美は涙を流し、次に自分を受け入れてくれる人がいたら自分の全てを捧げよう。
次こそは、次こそはと何度も何度も悲しい別れを繰り返していた。
だが、彼女はようやく出会えたのだ。
ありのままの自分を売れいれてくれようとしてくれる男性に。
珠美はうれしさのあまり、我知らずポロポロと泣き出した。
そうとは知らない悠は、ぎょっとしてあわてだす。

「せ、先生!?どうしたんですか?
 ひょ、ひょっとしてぼくの専用になる気、なかったんですか!?」
「ち、違うの。ごめんなさい。
 ありのままの私を受け入れてくれる人に出会えたと思ったらうれしくて・・・」

それから数分後感極まった先生が大泣きし、それを聞きつけた先生生徒からあらぬ誤解を受けるハメになるのだが、それは余談である。
 


その頃、研究室の中では玲子によって実験が始まろうとしていた。

「ふふふ…こんな可愛い娘が二人も手を挙げるなんて腕が鳴るわ…」

嬉しそうな玲子。
対してモルモットとなった多美と木葉はカプセルの中に入れられ眠らされていた。
そして口鼻に腕や脚さらに両胸と股間には固定されていてに管が付けられていていつでも薬が投与出来る状態である。

「では…いくわよ!」

そう言うと玲子は操作盤のスイッチを押した。
その瞬間…

ピクン!

固定されていた多美と木葉の体が反応し若干動いた。
それは実験の開始を意味していた。

「貴女達を極上な肉体にしてあげるわ…ふふふ」

玲子の顔はもう危険なマットサイエンティストその者であった。


多美と木葉はもう今までの自分には戻れない…
一週間後、二人は全く新しい自分となって実験室を出る事になる。

苦痛と快楽の地獄を経て…
それから1週間後。
悠は多美と木葉のいるはずの玲子の研究室にやってきていた。
目的は多美と木葉に会って謝ること。
ここ1週間、知らず知らずのうちに傷つけてしまった数多くの女の子に謝罪し、お互いのことを知った上で専用にするかを決めたい旨を伝えてきた。
それを聞いた彼女たちはまだチャンスがあることを喜び、また自分たちの気持ちを考えてくれた悠にさらなる好意を持つに至った。
しかしそんな中、誰よりも先に会って謝りたい相手がいた。

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