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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 75

そして一口目を飲み悠が出て行った扉をを見つめ一言呟く。

「彼は私に似ている…特に女性に対する考え方は…」



ところ変わって特別科の寮…
其処に二人の牝奴隷が部屋で作戦会議をしていた。

濃田 多美(のうだ たみ)

池野 木葉(いけの このは)

共に特別科所属で自称『静の舎弟』と名乗ってる牝奴隷である。
そして作戦会議と言うのは勿論

『どうすれば桐生様の奴隷になれるか?』

であった。
そして二人ともバストがCカップとこの時代、決して恵まれるとは言えない胸の前で腕を組み考えていた。

「どうする木葉…このままじゃ先に進めないし」
「そんな事、言ったってしょうがないじゃん!それより明日はこの作戦はどうかな・・・」

などと同じような会話がこの数日続いていた。

実はこの二人と静は大した関係ではない。
まあ言わば『アイドルの追っかけ』みたいなもんで盲目的な静のファンが実態であった。
そして、この部屋は壁中に静の写真ばっかり貼ってあったのだ。

二・三日前までは…
しかし今は別の写真で部屋中埋め尽くされている。
新しく貼り付けられた写真にはどれも静と悠が写っている。
そう、彼女らは静だけでなく、悠にまで思いをはせるようになっていたのだ。
彼女たちがこうなった理由を話すには、静が家畜奴隷入りを専用入りを宣言したあの日のことまでさかのぼる。
静の狂信者とも言うべき2人はそれを知るなり、すぐさま悠に専用奴隷入りを願い出た。
もし専用奴隷になれば、あの静さまと一緒になれる。
そう思ったのだ。
しかし愛情第一主義の悠が首を縦に振るはずもなく。
その日から桐生悠陥落作戦が始まったのであった。
彼女たちの猛烈なアタックが悠に特例を申請させる一因であることは、彼女たちの知らない事実であったりする。
何しろ、専用奴隷になるためにストーカー顔負けの調査を行い、ほぼ毎日ラブコールを送っていたのだから無理もない話である。
だがへこたれない彼女たちは、ある日、ついにやってはいけないことをやろうとした。
夜這いをかけて既成事実を作ろうとしたのだ・・・!
もちろん、これは男女交際のマナー以前の犯罪行為だ。
しかし静に狂った多美と木葉はそんなことすらお構いなしだった。
そして草木も眠る丑三つ時。
彼女らは夜這い作戦を実行するべく、悠のいる寮へと侵入した。

男尊女卑のこの時代、子作りのためなら他人の目など気にせず楽しめるため、こんな深夜まで起きている生徒は少ない。
彼女らは楽々と侵入を果たし、悠の部屋の前まで来た。
後は悠の寝ているスキに本番シーンを写真に収めるだけ・・・。
そう思ってドアをこじ開けようとしたその時である。

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