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学園の牝
官能リレー小説 - 学園物

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学園の牝 36

「「・・・っ!!」」

『浩二』の言葉に周囲の浩二の専用奴隷たちが反応する。
特に古参の茜と明日香の反応はすさまじい。
骨の髄ならぬ魂の芯まで浩二の奴隷である彼女たちにとって、ご主人様を呼び捨てにするなど、あってはならぬ不敬なのだ。
「!!…ご主人様に向かってなんて口利くの!!…はしたないにも程があるわっ!」
そもそもこの時代において、奴隷である無し関係無く女性が男性に敬意をはらわない…無礼な態度を取る事はタブーであるだけでなく、れっきとした犯罪である。
多少奴隷に甘めな主人が少しぐらい大目に見るケースはあっても、琴の言動は女性としても奴隷としても問題外であった。
茜や明日香以外の奴隷も二人程でないにしろ、顔色を変えていた。

しかし浩二は茜や明日香の怒りにも楽しそうな表情で琴を抱き寄せる。
「そう怒るな…この方がこれからの調教のし甲斐があるし…孕ませれば嫌でも女だって解るだろ」
上機嫌の浩二の言葉に、茜と明日香は凍り付き、他の奴隷達も蒼白になる。
種付け…奴隷にとって最も神聖な行為にして最大の名誉…自分達もまだ得れていない行為をこの無礼無知な琴が指名された事に、皆刺すような視線を琴に向ける。

勿論、ここで文句を言う程、彼女達は至らない奴隷ではない。
ご主人様の決定は奴隷にとって絶対である…ただそれが琴なのが問題なだけで…
しかも、奴隷にとって最大の名誉に不満げな琴の態度も、彼女達の怒りに火をつけていた。

おそらくこれでしばらくの間、浩二を巡っての壮絶なご奉仕合戦が繰り広げられることだろう。
そう思うと、浩二は笑いをこらえることができなかった。

(これでしばらくはいろいろ楽しませてくれんだろ)

新しく専用奴隷を調達したときのもうひとつの楽しみ。
それがこのご奉仕合戦だった。
実はこの専用奴隷たち、特に茜と明日香は嫉妬深く、今回のように新入りが入るたびに負けるものかと競うようにその身体を捧げてきた。

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