学園の牝 33
気を抜くとイッてしまいそうである。
対する悠も静の肉壷に飲み込まれた瞬間、小さな悲鳴を上げた。
真や沙絵のキツい締まりはないが、ミミズ千匹的な感触…二人とて名器と言えるが、静は正真正銘『男殺し』の名器だった。
悠の方も気を抜けば射精しそうである。
だが真のためにも、沙絵のためにも絶対に負けるわけにはいかない。
悠はイキそうになるのを必死にこらえながら、ただひたすらに突き上げた。
「あッ!ンッ!こっ、このっ!」
しかし負けられないのは静とて同じこと。
静には野望があった。
それはこの特別教室から自由になること。
別に自分のためばかりではない。
自分のかわいい子猫たちのためだ。
かわいい子猫たちにはいろんな生徒がいる。
自分のような淫乱体質から、ご主人様を見つけられなかった劣等生までいろいろと。
今は自分が守っているからいい。
でも自分がいなくなったら?
男尊女卑のこの世界では、女はご主人様を持って初めて一人前とされる。
逆にご主人様のいない女は、それだけで欠陥品とされるのだ。
自分のかわいい子猫たちが欠陥品?
冗談じゃない、あのコたちは欠陥品なんかじゃない!
だがどうやって彼女たちを守る?
自分たちは特別教室から勝手に出られないし、子猫たちはやってくる男子生徒を捕まえられるほど、要領もよくない。
思い悩んでいるとき、かわいがっていた沙絵が男子生徒と歩いているのを見つけた。
始めは無理やり連れて行かれたのかと思った。
沙絵は自分のS心をくすぐるところがあったから。
でもそうじゃないとわかったとき、あるアイデアがひらめいた。
自分がこのコの専用奴隷になればいい、と。
そうなればかわいがっているコたちも黙っていないだろう。
理由はどうあれ、彼か私の元へやってくるはずだ。
幸い、悠は静の好みに合っていた。
(あのコたちのためにも・・・私は負けられないの、よっ!)
悠の意外とたくましい胸板に手をついて、腰をひねる。
「くっ・・・ああっ!?」
思わぬ快感に、悠がかわいい悲鳴を上げる。
「ほらほら、さっさとイッちゃいなさいっ!
我慢はカラダによくないわよっ!?」