伝説の痴漢男 2
俺は出勤前にシャワーを浴びて来たらしいカオリのうなじから立ち上るシャンプーの残り香を鼻腔に感じながら、通勤用のサマージャケットの上から遠慮なく、弾力のあるふくらみを揉みしだく。
シャンプーだかボディーソープだかコンディショナーだか、それが何なのかなんてどうでも良い香りと、俺からの刺激がそうさせたのだろう、汗ばみ始めたうなじからたち登る体臭が残り香とブレンドされて、それはそのまま俺の股間を刺激して来る。
着衣の上からでもそれだとわかるほどに硬くなった俺自身が、通勤着のニット地のミニスカート越しにカオリにその存在を主張し始める。
「・・・あっ」
俺のモノの感触に対してか、それとも、俺のソレに負けないくらい自己主張を始めた薄手のサマージャケットに包まれたままのふくらみの先端部を衣服越しに探り当てられたせいなのか。
カオリのサクランボの実のようにつややかな唇が、熱い吐息混じりの小さな悲鳴を漏らした。
この女が特にこの部分が敏感なのは、昨日の朝の初見でも確認済みだ。