PiPi's World 投稿小説

ボテ腹学園
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

ボテ腹学園 1

日本のどこかに“ボテ腹学園”と呼ばれる学校がある。正式名は私立原間瀬学園高等学校。この学校は生徒達の性交、妊娠、出産を奨励しており、女子は在学中に必ず一人は子供を産む事を義務付けられている。そのため妊娠している女子生徒の割合が異常に高く、ボテ腹学園と呼ばれているのである。

「はぁ…どうしてこんな学校に入っちゃったんだろう…」
空を見上げて溜め息を吐く一人の女子生徒がいた。彼女の名は間島 亜紀(ましま あき)。一ヶ月前にこのボテ腹学園こと原間瀬学園に入学して来たばかりの新入生だ。…と言っても彼女、望んでこの学園に入学した訳ではない。彼女の志望校は“荒間瀬学園”という学校だった。間違えて出願、受験し、そして合格してしまったのである。入学してからその事に気付いたが、もう手遅れだった。
「亜紀、嘆いてばっかいないで前向きに考えなよ〜!学校でも放課後もエッチし放題で高校生で妊娠、出産が経験出来て、しかも産まれた子供の面倒は原間瀬育英会とかいうウチの学校と同系列の財団法人が見てくれるなんてマジ最高じゃん!」
「そ…そうだよ…亜紀ちゃん…」
この二人の少女は狩野 麻美(かのう あさみ)と円山 彩乃(まるやま あやの)。この学校で知り合った亜紀の友達だ。
麻美は中学時代からセックスが大好きで、しかも妊娠・出産に非常に興味があり、それでこの原間瀬学園に入学してきた。放課後はもちろん休み時間まで暇さえあれば男子のチ○ポを求めて股を開くので、男子達からは肉便器扱いされている。
一方、彩乃は麻美とは正反対で、引っ込み思案で男子と手も握った事が無い奥手な少女である。彼女はそんな自分を変えたいと思い、この学園に入学してきた。
全く性格の異なる三人だが、なぜか気が合ったのである。
その日の放課後、亜紀と彩乃はなぜか保健室に呼び出された。
「間島さん、円山さん、今日はあなた達に大事な話があって来てもらったわ」
原間瀬学園の保険医にして助産婦でもある敷島 志穂(しきしま しほ)は言った。今年27歳になる彼女は美人でスタイルも良く胸はHカップの爆乳で、男子達から大人気だった。そんな彼女の趣味は“童貞狩り”である。ただし、避妊には気を遣っていた。学校の性質上、常に妊婦がいる原間瀬学園の助産婦を務める自分には、子供を産んで育てている暇など無いという事を良く解っていたからである。
「敷島先生、話って何ですか?」
「ええ、入学して1ヶ月が経ったけど、未だに異性と交友してないのはあなた達二人だけなのよ。それで、もしかしたらここのルールを知らないんじゃないかと思ってね…」
「ル…ルール…ですか…?」
「そうよ。その様子じゃ知らないみたいね。この原間瀬学園にはね『入学してから1ヶ月過ぎても特定の男子と付き合わない女子は、誰とでもOKの肉便器として見なされる』という暗黙の掟があるのよ」
「えぇ!?」
「そ…そんな…!!」
二人は驚いた。そんなルール、新入生である自分達に分かるはずが無い。

二人は保健室を出て教室に戻った。
「あ…亜紀ちゃん、わ…私達、ど…どうすれば良いのかなぁ…?」
「大丈夫よ…でもまずは一刻も早く彼氏を作らなきゃ…」
そこに、二人の同級生の甘木 謙治(あまき けんじ)が来た。
「あれ…間島と丸山じゃん」
「あ…甘木くん…!?」
「ど…どうしたの?こ…こんな時間に…」
「忘れ物取りに来たんだよ」
そう言うと謙治は自分の机の中を探って一冊のノートを取り出した。
「あったあった…」
その時、亜紀と彩乃は思い出した。謙治はまだ誰とも付き合っていない。フリーだという事に。
「ね…ねえ、甘木くん?」
「ん?どうしたの?」
先に話しかけたのは亜紀だった。彩乃は「え!?」という顔で亜紀を見る。
(ごめんね彩乃、甘木くん私がもらっちゃうね)
「甘木くんってさ、何で誰とも付き合わな…」
「あ…あ…甘木くん!わ…私を甘木くんの…か…か…彼女にしてください!」
だが、亜紀の言葉を遮って謙治に告白したのは彩乃だった。
「ちょ…ちょっと待ってよ彩乃!甘木くん!私!私と付き合って!」
慌てて後を追うように亜紀も告白する。
「…二人ともさぁ、1ヶ月ルールに気付いたんでしょ」
謙治は何か含んだような苦笑いを浮かべながら二人の顔を交互に見て言った。
「…え!?そ…そんな事は…」
「あ…あの…その…ご…ごめんなさい…わ…私…私ぃ…」
彩乃は泣き出してしまった。
(…やっぱりな…でなきゃグラス内美少女ランキングNo.1の間島とNo.2の丸山がいきなり僕なんかに告る訳無いよな…)
とはいえ謙治も醜男という訳ではない。むしろ顔付きは良い方の部類に入る。ただ彼は常に教室の片隅で一人たたずんでいるようなタイプの少年で、男子達はおろか女子達からもほとんど相手にされていなかったのだ。
そして実は亜紀と彩乃は共に誰もが認める美少女なのである。

SNSでこの小説を紹介

孕ませ/妊婦の他のリレー小説

こちらから小説を探す