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村の掟
官能リレー小説 - 孕ませ/妊婦

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村の掟 1

山の奥深くに村があった。村の名は珠山村と言い、その村には昔からとある掟が存在していた。その掟とは村の子供が大人になる為の物であった。
村のほぼ中央に、とある一軒家が建っていた、その一室に一人の男と複数の女達が居た。男の年齢は17〜18位の容姿をしている。女達の年齢はバラバラであるがただ一つだけ女達全員が同じ事をしている。それは、男の目の前で子を出産しているのだ。
「フフフ・・・これで僕も一人前だな・・・良い子を産めよ女ども」
男は家畜でも眺めるような目で、自分の子を孕んだ女たちの出産を見下ろす。その男の額には、一対の角が生えていた。


この世界とは少しだけ位相が異なる何処かの山奥に、人ならざる鬼たちが住まう隠れ里が在る。
その村では、成人を迎えると下界から女を誘拐し、自らの子を孕ませるという風習があった。
何故なら鬼は、基本的に男しか生まれない為。自らの子孫を残すためには、人間の女に自分の子を産ませなければ成らないからだ。


「ふゥーーーーー」
男は深く安堵の溜め息をつく。
最後の女の膣から赤子を取り上げ、へその緒を奥歯で引きちぎった。
その女臭にまみれた血だらけの身体を、動物のようにペロペロと舌で舐め上げ、
額から生え出た小さな角を、愛おしそうにパクリと咥えた。

床に倒れ込む人間の女たちは皆、股を広げたままの恰好で、膣から大量の血を流し、息耐えていた。
赤子の角が出産時に膣内を切り裂くのだ。

「これも定めよ・・」
男は女たちに向かい頭を垂れ、深く合掌した。


 ※ ※ ※ ※ ※


「やばぁ〜い!真っ暗になっちゃったよぉ〜!」
ここは珠山村のある山の麓にある町。
日もすっかり暮れてしまい暗くなった夜道を一人の女子高生が家路を急いでいた。
楢山 京子(ならやま きょうこ)17歳。
放課後、友人達と共に学校に残ってお喋りに夢中になっていたら、すっかり帰りが遅くなってしまったのだ。
この町には、暗い夜道を若い娘が一人で歩いてはいけないと戒める伝説がある。
その名も“鬼の嫁”と呼ばれる怪談だ…。

…山の奥のそのまた奥に鬼達の住む村がある。
そこに住む鬼達は年頃になると嫁を求めて麓の町の娘達を攫って行く。
村に連れて行かれた娘達は鬼に犯され鬼の子を孕む。
そしてその子を産む時に膣が裂けて死ぬ。
そのため鬼の嫁となった娘は生きては帰れない…。

…事実、この町では数年おきに若い女性の集団失踪事件が起きる。
上は主婦から下は小●生まで…原因は全く不明。
失踪した女性達は誰一人として二度と戻って来ない。
町の人々は口を揃えて言う。
「鬼の嫁になった」と…。

 ※ ※ ※ ※ ※


私は黒井独太(くろい どくた)、先日まで都心で産婦人科の開業医をしていた。
非合法な手術を大金と引き換えに引き受け、とあるヤクザの情婦の堕胎を行い、
失敗するというへまを起こした、無様なヤブ医者である。
そんな訳で奴らに海底に沈められる前に、金と仕事道具だけ持ってど田舎の山奥にまで逃げてきたのであった。
「やっべ!真っ暗になっちっまった」
ナビも利かない山奥で道に迷ってしまった私は、車を止め辺りを眺めていた。
車のライトを消し辺りを探っていると、木々の間から僅かに灯りが見えた。
私はその方角を記憶すると車を走らせた。
しばらくすると古臭い集落が姿を現した。

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