全裸で 3
「あ…ああ、そう,気持ちいいよ。万里」
幼いと思った万里のその手は、なかなか絶妙にポイントをとらえていた。
”もしかして、もう他でこれをやっているのではないだろうな“
俺は、目を半分閉じながら、不安に思った。
そして、それは数分間続き、俺は我慢できなくなった。
「万里、ちょっと、やめてくれ」
「何で?気持ち、いいんでしょ〜」
万里は止めてはくれなかった。そして、その結果当然の白いものを、万里の前に、発射した。
「パパ、これ、何ぃ?」
もう目を開けた俺の前で、万里は、にやにやしているように見えた。
“万理はどこまで知っているのだろう??”
俺は、誤魔化しても無駄だろう、と考え、ある程度のことは説明した。
“この液と、ママの体の中にあるものが、結び付いて、万理が生まれたんだよ”のようなことを。
ただし、それを具体的にどのように行うのか、の説明は避けた。
「ふう〜ん」
万理は、興味深げに聞いている。
俺は“これを、どうやって、ママの中に送り届けるの?”とか聞かれないかと、冷や汗をかいていた。
「加藤君からも、これ、出てくるかな?」
俺はさらに何と応えていいか迷った。
「うーん、どうだろう…まだじゃあないかなぁ」
万里はまだ上目遣いで聴いている。
「そうなんだあ。じゃあ、パパがママにこれを出してるの見せて」
俺は引き続き下を向いていた。
「いや、それは…きっとママがダメって言う…」
「ママァ…」
万里は立ち上がり、浴室から飛び出していった。
絶対に千尋はそんなことは認めないだろう、と思って安心して俺は出てしまった液を洗っていた。
しかし、すぐに戻ってきた万理は言った。
「ママ、見せてくれる、って。パパ、来て」
困惑する俺、しかし、万理は俺の手を引き、脱衣所(俺たち家族にとってはその名称は合っていないが)でバスタオルを渡して、早くするようにせかした。
千尋は、寝室で待っていた。
「万理、見て。ママのここに、パパのおち○ち○が、入るんだよ」
俺は千尋の表情を見てさらに背筋が凍った。千尋はさっきの万理のにやにや顔とそっくりな表情をしていた。