違世界へと拉致されて 2
早くに両親を失った王女は、
自分を補佐する大臣や女官達を心配させたくないからか、
普段は気丈に振る舞っているのだが、
「リョ、リョーイチ」
目を覚ました王女は俺を抱き締めてきて、
「皆の前だとこんなに甘えないのに」
女官達の前では王女としての威厳と自覚に満ちた振る舞いをするのだが、
「きっと皆を心配させたくないからだと思うけど。」
王女は近々女王になる事になっているのだが、
女王になる事への不安のせいか、
俺に甘える事が多くなってきている。
「どうした?」
そんなある日、普段なら俺より早く起きて着替えているのに、
ちっとも起きようとせず、
「何を拗ねているんだ?」
王女は俺の手を払い退けると急に泣き出し、
おそらく女王になる事への不安からだろうが、
王女を宥めるため俺がそっと王女に耳打ちをすると、
急に泣き止んで、着替えをし始めるのであった。
寝室を後にした俺と王女は、
別々の部屋で女官達による講義を受けるのだが、
王女は女王として必要な事を学ぶためだが、
俺のは王女の夫になるための教育らしい。
この日は1、2日おきにある事になっている入浴の日だが、
「だいぶ臭いがするな。」
何しろどういう訳か俺も王女も、
10日以上入浴させて貰えなかったのだ。
しばらくして王女がやって来るのだが、
「こ、これが女の臭いか。」
俺も王女も互いに相手の臭いに戸惑ってしまうのだが、
「フィナ。」
俺は思わず王女の名を叫ぶと勢い良く押し倒して、
一瞬しまったと思うのだが、
意外にも王女は笑みを浮かべていた。
すると王女は俺の胸板や脇腹を触っていき、
「リュ、リュージ。」
俺は勢い良く反り返った隠茎を挿入していくと、
「アアン。」
「大丈夫か?」
心配する俺に王女は無言で微笑んだ。
安心した俺が腰を動かしていくと、
「もう我慢できない。」
「アアー、リュ、リュージ。」