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子宮脱女の憂鬱
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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子宮脱女の憂鬱 1

早瀬真理子は社内でも評判の美女だった。街を歩けば誰もが振り返るような美しく整った目鼻立ち。体の方はスーツの上からでも判るナイスバディ。胸はIカップの爆乳。人当たりも良く、おまけに仕事も出来る。まさに完璧な女性だった。
当然、俺達新入社員にとっても彼女は憧れの存在であり、特にこの俺、鈴木太郎(総務課)にとっては正にタイプのド真ん中。何としてもお付き合いしたい相手だった。
ところが、彼女についてそれとなく周囲の人々に聞いて回る内、なんだかおかしな事に気付いた。
彼女と付き合った男は皆、誰も固く口を閉ざし、あまり多くを語ろうとしないのだ。
ある日、同じ大学の出身で、彼女と同じ企画課にいる先輩に声をかけられた。
「鈴木。お前、早瀬真理子に興味あるらしいな」
「ええ、まあ…。先輩も彼女と…?」
「ああ。以前、食事に誘って、その後ホテルまで行ったんだが…その…出来なかったよ」
「ど…どうしてですか?」
「う〜ん…口で説明するのは非常に難しい。お前も実際に目にすれば分かるよ」
さっぱり分からん。先輩も具体的には教えてくれなかった。俺は色々と考えた。ホテルに行って初めて分かる事とは何だろうか?
体に調教の跡がある。体に入れ墨がある。アソコがドン引きするくらいビラビラ。アソコが真っ黒。アソコにピアスしてる…etc.
でも結局わからなかった。まあ、いずれ俺にもチャンスが巡って来るはずだ。その時になれば分かるだろう。

そしてついにその時は来た。あれから数日後、今、話題の恋愛映画のチケットを入手した俺は、早瀬真理子を誘った。
「え…良いの!?私この映画見たかったのよ〜!」
彼女は快くOKしてくれた。
その日、何かを訴えかけるような上司の視線を無視して定時退社した俺は、彼女と共に映画を鑑賞した後、少し高めのレストランで食事を取った。安月給には響いたが、これくらいの出費は仕方ない。明日から極貧生活をすれば良いのだ。
「今日は本当に楽しかったわ。ありがとね、鈴木君」
「いえいえ!早瀬先輩に喜んでもらえて何よりですよ〜」
「さっきのワイン、おいしかったね〜。私、少し飲みすぎちゃったかも…」
彼女の足取りは、どことなくフラついている。酒はあまり強くないんだな。
「駅まで少し歩きましょうか。夜風に当たれば酔いも覚めますよ」
俺達は夜の街を歩いた。だが彼女は歩く内に益々フラフラになっていった。歩いた事により逆にアルコールが全身に回ってきたのだ。俺は「大丈夫ですか?」とか「しっかりしてください!」とか言いながら、ホテル街の方へ、ホテル街の方へと彼女を導いた。

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