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女学園の王子様
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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女学園の王子様 13

その異母妹も卵巣移植と言うリスキーな事をしてしまった為に短い生涯に……それを一切合財墓まで持っていく代わりに縁切を迫れば頷くしかない、そうなった原因もあの占い師なのだ……。
「両性具有者は法的上女性として扱われる、それは精液に精子ができないからよ……」
二人は昨年の特別授業でこの事は漠然としてだが知っていた。
「じゃあ……」
「そうよ、だから私に出来る事は二人をちゃんと女を喜ばせるやり方を教える事……」

「同時にこれは櫟 歩の依頼、本来なら彼女は君らに男女の付き合い方を教えるつもりだったが……」
入浴中である筈の女児数人が全裸のままで姿を現し、夫である元も居る。
「こんな事をするのは貴方達がちゃんとした家庭を持つ為……ここに居る全員ロクでも無い親でこうなった」
朱実の言葉は重たい、常盤 浩はシングルマザー家庭で水商売をしていた母親が急性薬物中毒死、縁を切った実家も引き取りに難色を示しキャラバンに流れ、大迫 旭も母親が蒸発し父親も失踪し双方の親類も彼を預かれる余裕も無く寂しさを感じていた。
「妻は王子様を務めていたからな……」
元のモノも蠢く……
それを見る女児達……朱実は男児二人に囁く。


 見せなさい、オチンチンを


二人は産まれた姿を晒した。



翌日、歩はキャラバンを託した夫婦二人の報告書を見ていた。
「(うん、これなら何とかなるわね)」
自分だけの問題では無いのだ、特に女性は子供を宿す……その後を盤石にしておかないといけない。

「私の場合は……」
こんな体でも愛してくれる男性が居るのか……不安になるのだ。




「へぇ、理事長の……」
「総長も物好きですね」
夕方、高等部一年の日下部 晴海に二年の狩瀬 美貴は歩を見て言う。
共に初等部からの馴染みであり、長期休暇は婚約者の元で過ごしている。こうする事で夫婦生活で生じる不協和音を無くしていくのが狙いとも言える。
「既に男性経験もあるわね」
「え?」
「双方の性器を持っているともどかしくなるわよ」
晴海は上着を脱ぐ……平均的なサイズだが綺麗な胸だ。

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