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王子様は姫騎士?!
官能リレー小説 - 性転換/フタナリ

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王子様は姫騎士?! 2

しゃがむとぷりんぷりんの白い尻が否応なしに強調される。
誰が見てもマルスが男だったとは思わないぐらい、その若く張りも抜群ながらボリューム感たっぷりの尻は魅力的だった。
おそらくどんな男でもむしゃぶりつきたくなるぐらいの美尻・・・
少女から女になろうとする年頃特有の青さと甘さの入り交じる素晴らしいものである。
こんな素晴らしい尻をズボンで隠してしまうのは、甚だ勿体無いの一言だが、女として生きてきた事が無い上にさほど性欲豊かで無かったマルスはそんな事に気付きもしていない様子だった。

マルスがしゃがみ下腹部に少し力を入れると、その美しい黄金の瑞々しい髪と同じく、黄金の叢に覆われた割れ目から、小水が勢いよく迸る。

白い美尻を晒し、用を足してホッとするマルス。
小川に背を向けたその姿は、リラックスしていたせいか余計に無防備に見えた。

こんな姿を男達が見たら襲いかかりたくなるかもしれない・・・
いや、襲いたくなるのは何も人間だけではない・・・


小川の中からするすると蛇のようなものがいくつも伸びる。
用を足し終わりズボンを上げようとするマルスの両足に、その蛇のようなものが絡み付いた。

「うわわっ?!」

前につんのめるマルス。
足に絡み付いたそれはかなりの力でマルスを引きずったのだ。
マルスは突っ伏して四つん這いになったものの、傍らに置いた剣を即座に取ると、剣を振るった。

ブシャッと柔らかい肉を断つ感触で片足の戒めが解放される。
身体を回転させ仰向けになりながら身を起こしたマルスが見たものは無数の蛇・・・

いや、小川から這い出てくる無数の触手であった。

ただマルスは美少女になってしまったものの、悲鳴を上げ逃げ惑う女になった訳でない。
顔つきを引き締めると、迫りくる触手を宝剣で払いながら斬り伏せていく。

「くっ!、こんなのがいたとはっ!」

油断した自分に渇を入れつつ迫りくる触手を払い、足に絡み付いた触手を切り落とす。
そしてズボンを上げながら転がるようにその場から離れようとした。

この判断は流石と言うべきだ。
マルスの戦闘技術がお飾りではなく、実戦に即したものである事を物語っていた。
だが、相手はそんな事すら気にかけない魔物だ。
執拗に触手を伸ばしマルスに迫る。

「これではきりがないっ!!」

ズボンを引っ張り上げながらの戦闘に四苦八苦しながらも何とか距離を取るマルスだったが・・・
触手の先端の口のようなものがとうとうマルスのズボンのベルトに噛みつく。

「うわっ?!」

このままズボンを咥え続けられると引きずられてしまう。
幾重も伸びて更にマルスを絡め取ろうとする触手を前に、マルスは瞬時に判断する。

マルスはズボンから手を離し、宝剣でズボンを切り裂きそのまま大きく転がる。
 
ビリビリと引き裂かれていくズボン。
触手の口はそれを離す事無く、切り裂かれたものを水辺に引きずっていく。
ふぅと息を整え構え直したマルスだが、どうやら触手はベルトとズボンを食べるのに夢中なようであった。

そのまま後ずさりしながらそこを離れるマルス。
ズボンだけで済んだのは幸いだろう。

女の身体になって、下着が合わず王妃が用意はしてくれたものの・・・
マルスからすれば赤面するぐらい女の子らしいもの。
流石にそれを着ける勇気はなく、近衛兵の女騎士に戦闘用のシンプルで分厚い下着を用意してもらい着用してきた。
下半身は多少寒々しいものの、これならズボン無しでも耐えれそうだった。

しかし・・・

「短いスカートを穿いてるみたいだ」

マルスは恥ずかしさでややげんなりする。
そうなのである。
女騎士の戦闘用の下着と言うのは堅い鎧との擦れや打撃から肌を守る、「鎧下に穿くスカート」のようなもの。排泄を容易にしまた急襲されても戦いやすいよう、陰部を覆うクロッチ部が無いのだ。その上からズボンをはいていたが、前述のとおり失った。

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