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テルと綾乃 〜もうひとつのゴットハンド〜
官能リレー小説 - 二次創作

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テルと綾乃 〜もうひとつのゴットハンド〜 1

俺は真東輝。ここ安田記念病院に勤める医者だ。
ゴットハンドと呼ばれた父さんに少しでも追い付くよう日々頑張っている。
こんなオレだが、彼女がちゃんといる。同じ外科の看護師、佐倉綾乃さん。でも肝心なときに邪魔が入るからキスをしたのも想いが通じたXmasだけ。二人で出掛ければ絶対何人か尾行してくるし、病院じゃ麻酔科の水島先生や他の外科ナースがアンテナ立ててるし…

と、オレたちの周りにはお邪魔虫が多いわけで…

でも、あの夜に関係が前進した…

オレと綾乃さんは急患の処置を終えて仮眠室に向かっていた。部屋の前に着くと中から声がした。オレの同僚の医師、四宮と外科ナース、佐野さんがいるらしい。
部屋の中から声が聞こえてきた。
「なぁ…、いいだろ?」
「んっ…ダメだって。テル先生達が帰ってきたらどうするのよ」
「大丈夫。まだ帰ってきやしないさ。それに気持ちいいだろ?」
と2人の会話が聞こえる…っていうか、四宮と佐野さんってやっぱりそんな仲だったのかよと思いつつ、ふと横を見ると綾乃さんが真っ赤な顔をして立っていた。
少し気まずい雰囲気に俺は
「ちょっと向こうに行きましょうか?」
とロビーの方へ歩いて行った。
世間はクリスマスから大晦日へと変わるがこの時期になるとどうしても多くなるのが急性アルコール中毒の救急搬送だ。今日も三人程運び込まれ一晩入院となった……。
「あの……お父さんは?」
「大丈夫よ……あの時はビックリしたんだから」
綾乃の父親は建築家であり偶然輝が見て徴候から脳の病気を見抜いた事がある。綾乃ですらビックリして手遅れになる前だったから大事に至らなかった。

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