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いけない!ユリ先生〜蒼樹紅の結婚生活〜
官能リレー小説 - 二次創作

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いけない!ユリ先生〜蒼樹紅の結婚生活〜 2

ベッドわきに腰かけて、指先についたチョコを夢中で舐めてるカズタンの横顔に、たまらず

チュッ♪

チョコまみれのほっぺに、キスしちゃいマシタ(#∵#)ポッ
…う〜ん、オイシイwww

「じゃ、ちょっと早いけどワタシ、講義があるから」
と、同じくほほを染めたカズタンに背中を向けた時デシタ。

「ま、ままま待って…」
せっかくの朝ごはんがひっくり返るのも構わず立ち上がったカズタン。

「あ、か…カズタン?」

まるで留守番を嫌がる子供のようにワタシの腰を抱きしめると、ひざ下までのタイトスカートのお尻に、

「あ、だめよカズタン…チョコが、チョコが付いちゃう」

顔を、うずめてきたんデス。

「だ、駄目なんだよ…だだだダメダメなんだよオレ……」

ワタシのお尻にかじりついたまま、主人、急にベソをかき始めマシタ。
「…全然ダメだ……トシのせいかどうか分かんないケド、いいアイディアが全然浮かばないんだよう」
スカートに包まれたワタシのお尻の谷間にわめきながらカズタン、お正月以来触るヒマもなかった、タートルネックのヒートテックに包まれたワタシの胸に、そっと手を添えてきたんデス。

優しい主人にしてはめずらしく、荒っぽいちからで揉まれながらワタシ、枕元に散乱してる、丸めた紙の山に気がつきマシタ。

…眠れなくてカズタン、ベッドでもネームを続けてたんデス。

疲れの取れないカラダを押して、目の下を真黒にして頑張ってたんデス。

そんなカズタンを置いて、アタシが代々木に向かってしまったら…???



最愛の妻から見捨てられる

ますます気力をうしなう

ますますネームが進まない

訪ねてきた編集さんと口論

ケンカの末、傷害事件に発展

警察に通報され、社会的地位を失う

世をはかなんで…

し、死亡!!



…あ〜〜ん、

カズタンが、カズタンが死んじゃう!!
…ワタシが…ワタシがなんとかしなくっちゃ。

ワタシはそう決意して、泣きべそをかいたままの主人を抱き寄せると、

ドス!!

泣きじゃくる主人のみぞおちに、ヒザ蹴りを食らわしちゃいましたwww


(ごめんね…ごめんねカズタン)

気を失った主人を引きずるように運びながら、ワタシは心の中で詫びていました。

(恥ずかしいケド…はずかしいけど、カズタンのためだもん♪)

ひと通りの準備をすませたワタシは、代々木には急病で欠勤の連絡と、もう一件別の相手に、カズタンとおそろいの端末からデンワをかけていたのデス…。

****

ピン、ポ〜ン…。

「はァい、平丸ですが…」

『…先日はどうも、奥さん、じゃなかった蒼樹先生…よ、吉田です!!』

カメラ付きドアホン越しに現れたのは、主人の恩人でもある吉田さんデシタ。

「お待ちしておりました…今、開けますね」

最寄駅から走ってきたのか、息を切らした“吉田氏”が玄関口に立っていました。

挨拶もそこそこに、

「いったいどういうことですか、奥さん…ご、ご主人と連絡は……」

寝室とは廊下をへだてた向かいにある、リビングルーム。
詰め寄る吉田サンに、ワタシ、無言で首を振って見せマシタ。
そうしながら、床に転がっていた、さっき電源を切っておいた主人の端末を、相手に気づかれぬよう、つま先でそっとソファーの下に隠しちゃいマシタ。

「…苦しんでいたんデス、主人……アナタに追い詰められて、ネームも進まなくって…」
「そ、そんな…警察に捜索願は?」
再び首を振るワタシに、
「そりゃいかん…い、急いで連絡を…いやまてよ、奴のことだ、また福田君や亜城木君のところを転々と…」
と、どこかへ電話しようとする吉田さんの手を、添えられたワタシの手が止めました。

「?」
きょとん、とする吉田サンに、

「…それだけじゃないんです」

「カズタ…いえ主人は、ワタシの……ワタシの本当の気持ちに気づいて、それで…」
「ほ、本当のって、お、おおお奥さん?」

…主人そっくりの口ぶりに笑いたくなるのをこらえつつ、
「…ワタシ……ワタシ本当は、あ、アナタのことが……そ、それに」

ワタシは吉田さんをじっと見上げたまま、髪をかきあげ、かくれていたほっぺたを見せマシタ。

「奥さん…奥さんそれは………平丸のヤツ、なんてことを」

事前に自分で叩いて赤らめさせておいたワタシの左頬を見た吉田サン、まだ何も説明していないのに、すっかり主人のDVだと信じ込んでしまったようデス。

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