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柊姉妹
官能リレー小説 - 二次創作

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柊姉妹 2

「ししょーいますか」「え?……もしや潔のことか?!」
「おお! よく来たなつかさくん! おやじ、別に怪しいことじゃないからな!」
かがみんがひとり悶々とベッドで「いたして」しまっている頃、
つかさは『大人の手遊び』についてかがみん以外に訊ける、
もう一人の相手のところへ既に着いていた。銭湯『がんばりまっし湯』の番台へ
来たつかさを早々に引き離し、自室へ招いたその人こそ、一応高校奇面組の一人にして
『スケベ道部』部長、出瀬潔その人であった。
つかさと潔、この二人がなぜこうして出会ってしまったのかについては
一応高校と陵桜学園との高校対抗のイベントが関係しているのだが、ともあれ
そのてんやわんやの中で潔はそのスケベ道にかける信念をつかさへ演説、
そしてつかさは見事それに感銘を受けてしまい、こうして非公式の部活動として
二人はたまに会っていたのであった。でも別に二人に肉体関係はない。
二人は清らかに、ただ高尚な遊びの一環としてエロい事柄、
スケベを語り、その青春の糧としているのが常である(といっても潔が一方的につかさへ語り、
 つかさはそのスケベのししょー、潔の言葉にただ深くうなずいているだけという
 パターンになってしまうのだが)。
しかし今日は珍しい展開になりつつある。
「ししょーに、一つ質問があります。いいですか?」
ひとしきり潔が語った所で、つかさが突然に問いかける。
「うむ。なんだね。言ってみなさい」
潔の側もいつもと違う流れにその気になって答える。
「ししょーは、自分でやる時にはどのようにするのですか?」
潔は思わず茶を吹いた。
「『自分でやる』ッ…ああ、うむ。まあ……そうだな……。
 まず、先端をこねながら硬くなっていくのを感じつつ……」
突然のオナアンケート開始に吃驚しながらも、潔はなお冷静さを保ちつつ
一応高校外唯一の部員(名義だけは奇面組メンバーが入っている)にして
唯一の女子部員であるつかさの質問へ、丁寧に答えていく。
つかさはその潔の言葉に聴き入りつつ、思った。
(そういや……男の人と女の人じゃ、形が違うから参考にならないや……)
話を聞きながらも、どうにも浮かない顔をしているつかさに潔も気づく。
「つかさちゃん、どうしたの今日は? いきなり『自分でのやり方』について訊いてきたり」
「わたし、気持ちよくなれないんです」
「気持ちよくなれない?」
「お姉ちゃんのやり方きいて、胸をいじったりおまたをいじったりしてみたけど、
 なんか気持ち良くならないっていうか…」
「なるほどね、お姉さんを参考に……。ん? お姉さんってかがみさん?」

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