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月野うさぎとプリンスデマンド
官能リレー小説 - 二次創作

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月野うさぎとプリンスデマンド 7





「……ん」
うさぎは知らない薄暗い部屋だ眼を覚ました。
体が痛い……あたし…どうしたんだっけ…?
記憶が途切れる前を思い出してみる。
!! そうだ!あたしデマンドと……

下腹部にそっと手をあててみる。既に新しい命を宿しているのだろうか…?


「お目覚めかな」
「!!デマンド……ここは…?」
「そなたの部屋だ」
あたしの部屋? また閉じ込めるつもりなの…?
「……欲しい物があれば言うといい。出来る限りは取り揃えよう」
その言葉に違和感を覚えた。
「欲しい物?どうして?」
「これから此処で暮らすのだ。暮らしていれば必要な物もあるだろう」
暮らす? ここで? そんなねイヤよ!! 体は奪われても、あたしはモノじゃないわ!!  …え? もの…? 何か忘れているような……


デマンドがベッドの端に腰を降ろし、うさぎの頭を撫でる。
「少し無茶をしすぎたかな。具合はどうだ?」
……具合? 体を気遣ってくれてるの? さっきは妊娠させようとした癖に… え? 妊娠? 
「セレニティ」
デマンドが愛しそうに うさぎを見つめて
「これからはずっと此処に居てくれ。絶対に離さんぞ」
………さっきも同じ事を言われた気がする…
それでも、ずっとここに居るなんて出来ないわ。
みんなが、まもちゃんが… まもちゃん…?


 !!!! そうだ! まもちゃんの目の前で…!!
うさぎは震えだした。
「寒いのか…?」
そっとうさぎを抱き寄せた。

……まもちゃん…あれからどうしたんだろう…
この人なら知ってるの?でも…… 聞けない

うさぎは瞳に涙を浮かべ、唇を噛み締めた
唇から血が流れた

「!! セレニティ! この体に傷をつける事は許さん!」
「……どうして?あたしの体じゃない」
「生意気な…そなたの身も心もわたしのもの。わたしのものになると、誓っただろう?」
「!! そんな心にもないこと……」  この人のモノになる…? ぼやけた記憶が甦る  ……っ!!

思い出した…… セーラー戦士たちの… みんなの無事と引き換えに……


「思い出したようだな」
あたし…あたし…

「忘れろ。そなたの居場所はもう此処しかないのだ」
…貴方がそうした癖に
「…あの男も去った。あの男の元へは戻れぬ」
「去った…?」


「そう。あの後、何も言わずに部屋から出ていった。そなたは捨てられたのだ」
うさぎの瞳から大粒の涙が次から次へと溢れだした


「……デマンド、お願い…少し…一人にして…」
「わかった。だか、その体に傷をつける事は許さんぞ」
そう言い残すと部屋から出ていった。


まもちゃんの元に戻れない……もう会えない…
許してもらえない……汚れきったこの体……
アタシハ ステラレタンダ

「……ふふっ、あははっ」


……もう何も考えたくない……楽になりたい
狂ってしまいたい……心が壊れてしまえば…ラクになれる…のかな?




ダンッッ!
何処まで来たのか自分でもわからない。がむしゃらに走ってきた
「……っ!うさ!」
タキシード仮面は己の無力さを呪った。


『中に…出して…』
その言葉が繰り返し頭の中で響いていた。
中で出す、という事は、あなたの子が欲しい。と言っているのと同じこと
衛にとっては最大の裏切りだった。 何度も何度も夢であれ…と、彼女は操られていたのだと信じたかった。だか、彼女は
『まも…ちゃ…  いゃあぁぁぁぁぁぁっ、見ないでー!!』
彼女は正気だった


……プリンス・デマンド。確かに物凄いイケメンだ。面食いなうさこが、心変わりしたのか…?
それとも、何か弱味を握られて脅されているのか…? 仮にそうだとしても『中で出して…』
「くくっ」
何を考えても無駄だ。あの男、絶対にうさこを離さないだろう
「……うさ…」


どれくらい時間が立ったんだろう。感覚で今が夜だという事はわかる。一人の男が部屋へ訪れた
「デマンド……」
「これからは、この部屋で休む。その体でわたしを癒してくれ」
「!!」
「さぁ、服を脱ぐんだ。自らの意志で脚を開きわたしを受け入れろ」
……っ、そんなこと…
それでも従うしかない。この人に捨てられたら……みんなが……


…っ、服を脱ぎ始めた。彼が笑いながら、その様子を見ている。身に着けているのは下着だけ
「どうした?一枚残らず全部脱ぐんだ」
……さっき見られたとはいえ、やはり恥ずかしい… この人に捨てられたら……みんなが… この人の気をあたしに向けておけば…みんなに手出しをしないかもしれない…
みんなを守るため、彼に歩み寄った
「…あとは、貴方が脱がせて」
「ふっ、よかろう」
彼の手が伸びてき、ブラのフックが外され、ショーツをずらし、うさぎの裸体が現れた。
「貴方も脱いで…」
……恥ずかしい…こんなのイヤだ… いくらみんなを守るためでも…

色々と考えてる間に彼も脱ぎ終わった
「おいで」
…躊躇いながらゆっくりと彼に近づいた。
………大丈夫、もう覚悟は出来てる…体にアレを射れられるだけ……

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