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遊戯王〜BMG調教〜
官能リレー小説 - 二次創作

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遊戯王〜BMG調教〜 89

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無機質で入り組んだ迷路のような通路を歩く一人の男。これといって特徴のない、少しあどけなさが残り、自信がなさげな表情の少年とも青年とも言える曖昧さ。

???「うぅ・・・・久しぶりにこんな上層階に出てきたな。僕なんかで大丈夫かな・・・」

彼はこの調教世界の下層の住人である。調教世界はごく一部の上級調教モンスターと、大勢の下級調教モンスターで成り立っている。下級の調教モンスターたちは普段下層階に住んでおり、滅多に上層階まで出てこない。彼らは普段、上級の使いパシリなどをし、その傍ら外の世界にコソコソと出向いて、自分の好みの美少女を見つけると帰って仲間内で卑猥な話で盛り上がる。そう、下級の調教モンスターたちは皆童貞。自分たちでは決して手を出せない。奥手な集団。そんな彼らは上級調教モンスターの対場を妬み羨む。そんな感情が上級にさらなる力を与える。それが調教世界のルール。

そんな彼らの中で話題に上がったのがBMGである。彼女が調教世界に連れてこられたと。
下級調教モンスター達の中でも彼女の人気は絶大である。彼女に恋をし、精通を捧げた者も数知れない。彼もその一人であった。たまたま出向いた世界で出会った彼女に恋をし、今日この日まで思いを募らせてきた。そしてチャンスが巡ってきた。調教神が彼女の元を離れたと、今まで頑なに側を離れなかったあいつが。情報通の仲間から伝えられたのである。

???「僕なんかでいいの?」彼は仲間達にそう尋ねた。みんなだって可愛い女の子と仲良くなりたいんじゃ・・・そう思って話したが、皆口々に言った。


下級A「お前じゃなきゃダメなんだ」
下級B「みんなお前の思いは知っている。お前の能力は上級にも負けない!」
下級C「みんなの思い、お前に託したぜ!頼んだぜ、サイミン!」

サイミン「みんな・・・・・うぅ」

皆の思いに涙を浮かべ鼻をすするサイミン、そんな彼に仲間の一人がすっと手を伸ばし、何かを手渡してきた。それは小さな指輪だった。

下級D「サイミンよ。これをお前に託す・・・これはワシ達下級が長い歳月をかけて作り上げた渾身の魔法装備・・・・・名付けて!『みんなで仲良く童貞卒業』略して、MNDSだっ!」

サイミン「MNDS?」

下級D「そうだ。この指輪をお前が装備すれば下級調教の皆と肉体感覚、魔力、そして魂が繋がり一つとなる。下級の意地とプライド、その全てがこれに詰まっているんだ!」

BMGへの思いが人一倍あるお前なら必ず使いこなすことができる。そう言って小さな指輪を僕の手のひらに強く握らせた。

サイミン「みんな・・・・・ありがとう。僕行ってくるよ!そして、みんなと一緒に!」

童貞卒業。託された思いを胸に、サイミンは自分を鼓舞した。そして一つの扉の前で足を止めた。

サイミン「ここに、BMGが・・・・・」

額に汗が滲む。緊張で呼吸が苦しい。でも僕は行くんだ。そう自分を奮い立たせる。
そしてコンコンと律儀にドアを叩き

サイミン「ぁ、あの・・・ごめんください、あの、はじめまして、こんにちは、僕の名前はサイ・・み・・ん・・・・・」

BMGと目が合う。一瞬の静寂。


彼女はオナニーをしていた。

BMGと目が合う。静寂

ブラックマジシャンガールがオナニーをシテイル・・・・・

BMG「・・・・・い、いやぁあああぁあああーーーーー!?」

サイミン「ごごごごごごごごめんなさいーーーーー!?」

バダン!と勢いよくドアを閉め座り込んでしまう。全身から汗が吹き出し、鼓動が大きな音を立てている。状況が理解できず混乱する。必死で落ち着こうと深呼吸をする。
・・・・・どれほどの時間が経ったか、実際にはそれほど時間も経っていないが、サイミンにとっては永遠に感じられるほどだった。やらかした、第一印象が大事なのに・・・・・後悔とともに、もう中には入れないだろうと思ったが、しばらくして部屋の中から

BMG「あっ、ぁの・・・・・どうぞ。中に入ってきてください」

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