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お姉さんからナンパ
官能リレー小説 - 同性愛♀

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お姉さんからナンパ 2


お姉さまと私は、シャワーをお互いにふざけてかけあってバスルームをあとにした。そしてタオルで軽く身体をぬぐうと、二人全裸のままで広いリビングに出た。
私たち二人だけ…なんだけど、こんなところをハダカで歩くなんて、恥ずかしい。
お姉さまは大きなソファーに腰をおろして、私を招いた。私がとなりに座ると、お姉さまはかたわらからタバコを取り出して、一本くわえて火をともした。
ソファーに深くもたれて、ハダカでタバコの煙を味わうお姉さまを見ていると、私はそれをまねしたくなった。
「私も、一本いただいていいですか?」
「…ダメよ。」
やっぱりお姉さまには、私がふだん吸っていないことがバレたようだ。
ちょっと気まずい思いがしたその時、お姉さまは私を抱き寄せた。
「あなたのこんな可愛い指に、タバコのニオイなんかつけちゃダメ。」
そう言うとお姉さまは、私に口づけをした。すると私の口の中に、タバコの煙が流れこんできた。
それは今まで感じたことのない、優しく薫り高い苦さだった。
「今度は、普通に吸ってごらんなさい。」
お姉さまの指にはさまれたタバコが、私の口許に近づいた。私はそれをくわえた。しかしその煙はトゲトゲしい、ただの焼けあとのニオイだった。
お姉さまはもう一度、煙を口移ししてくれた。お姉さまの口から静かに、そしてたくさん届けられる柔らかな煙…私は、お姉さまにだきついて、乳房にもたれたところまでは覚えている。

「起きなさい。」そう呼ぶお姉さまの声に目がさめた。私はいつのまにかもと通り服を着て、ソファーに眠っていた。
「お家の方がご心配されるといけませんからね。駅まで送るわ。」
お姉さまに言われて私は初めて、もう太陽が西に傾いていることを知った。
お姉さまのお車から電車へ、そしてバスへ、なんとか家の厳しい門限に間に合いそうだと安心した時、私は大失敗に気づいた。
「お姉さまの…連絡先聞いてなかった…!」
でも、私はあんなすてきな時間は一度限りでいいのかも知れない、と思ってると、スマートフォンがかすかに鳴った。

【メール着信 くまねえ】

なにこれ、誰よ?と思いながら「手書きメール」を開くと、

楽しいひとときでした
勝手にアドレス登録しましたよ

というメッセージに、熊ちゃんのイラストが添えられていた。
「お姉さまだ…」私は思わず画面に頬ずりをした。

 ◎

それから二週間ほど、私は「くま姉」に何も連絡がとれずにいた。
その日、私は電車に乗って街へ出かけようとしていた。それほど混んではいない時間帯だけど、つり輪を持って立っていた電車の中で、私は意外な敵に出くわした。
「ち、痴漢…」三人いた。二人が私の左右に立ち、一人は私の後ろに立っている。しかし二人は「隠蔽役」で、実際に私を触っているのは右側の男だった。
その男は最初から、私のお尻の穴をスカートの上からぐりぐりつついてきた。私が避けようとすると、左側の男が異様な咳ばらいと舌打ちをする。後ろの男が私のかかとを蹴って威嚇する。なんとかして降りなくては、と思うのだけどだんだん男たちの密着度が増してくる…その時だった。
「ちょっと、アナタ!」
私はいきなり腕をつかまれた。ふりむくと「くまねえ」ことお姉さまが立っていた。
「こんな所にいたのね、ちょっとこっちへ来い!」
お姉さまは私の腕をひっぱって、隣の車両へその隣の車両へと連れていった。
「痴漢…されてたでしょ。」お姉さまが言った。
「はい…」
「ああいう連中は、ヘタに咎めると、何しだすかわからないからね。」
「ありがとうございました…怖くて何もできなかった…」
「ほんとうに、可愛いあなたのお尻を、あんな野郎の指が…許せない。」
というお姉さまの指は、パンティーの奥に入りこんで、私のお尻の穴に直接触れていた。
「お姉さま…ダメです。」
「どうして? あの男の指に汚されたここを、私に慰めさせて。」
「ダメです…お姉さまの指が、汚れてしまいます…」

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