ドラゴンウォーズ 6
すさまじい挿入に雌ドラゴンの体がのけぞり、腰が浮きあがった。周囲の雄に結合部が見せつけられる。
まずありえない他種族との結合に雄ドラゴン達がどよめく。立派なモノを揺らし、薄い汁を散らす。
しかし、乱入者に引きはがされるまで性交し雌の味を知ってしまったごく一部の雄はそれだけでは済まなかった。
自らの精子と雌の蜜に濡れたモノを激しく振り、吼える。
それに連動してまだ雌と交尾をしていない雄の兵士ものたうち始めた。
先走りの分泌が目に見えて激しくなり、色も少し濃くなってきた。栗の花の香りが濃厚になり、それにより更に発情する悪循環に陥っているようだ。
雌ドラゴンを犯す人間の兵士はついに限界を迎えつつあるようだった。
はまりこんだ肉棒は根元が硬く張り、今にも子種を放ちそうだ。
「くっ…やはりドラゴン属は締まりが良い。こんなに具合が良いならさっさと試しておくんだった」
雌ドラゴンを犯す兵士がわざとらしく呟く。そうでもしていなければ、すぐに暴発してしまいそうだったのだ。
兵士は今にも子種を撃ち込みそうな竿を引き抜いた。そして、悶絶している雌ドラゴンを無理矢理その場に立たせた。
快楽の信号が途絶え、少し・・・ほんの少しだけ理性を取り戻したメスドラゴンが兵士を見る。
その次の瞬間。
「・・・か、ふっ・・・!?」
再び竿が最奥まで突き込まれ、その衝撃で呼吸の仕方を一瞬忘れた。
ムリもあるまい。何しろ兵士の一撃は本来入ることのない、生命を作り出す神聖なる領域まで入り込んでいたのだから。
人生・・・いやドラゴンだから竜生か?とにかく生まれて初めて味わう未知の感覚にメスドラゴンは本能的に恐怖を覚えた。
この状況から脱しようと考えるより先に両手が兵士の肩をつかむ。
しかしそれよりも早く兵士はメスドラゴンの蹂躙を開始していた。
「・・・っふ!?ふ、はっ・・・あああぁぁぁッ!?」
再び襲い来る未知の衝撃。
本来来るはずのない神聖な領域を侵され、死の恐怖を察知した彼女の身体は、その危機を乗り越えるべく即座に反応した。
「・・・―――ッ!?――――――ッ!!!!」
未知の衝撃を快楽に変換、受け入れることでダメージを最小限に抑えようとしたのである。
ドラゴンの肉体にしてみれば、死を逃れるための最良の対応だったのだろうが・・・。
肉体の持ち主から言わせれば、よけいなお世話と言わざるを得ない。
おかげで彼女は目の前の兵士から逃れるすべを失ってしまったのだから。