息子と同い年に 3
数日後、十数名の研究員と共に明の立ち上げた製薬会社に移った俺だったが、
「おい、取引先の電話を終わったのを見計らうように抱き付くな。」
裕真とほぼ同じか、それより2、3歳程の年齢になった研究員の中にも明と同じ性癖なのが数名存在し、
「(でも、いざとなれば頼りになるから良いけど・・・)」
俺が帰宅すると、裕真が、
「父さん、新しい会社はどう?」
「多少大変な事もあるが、前よりは充実しているかな。」
久々に裕真と風呂に入るのだが、
「裕真、試しに俺として会社に来ないか?きっと俺だと・・・」
すると裕真は無言で拳を突き出し、
「じょ、冗談だよ。」
「何だ;焦るな…」
こうなる前から俺と裕真は至って仲のいい親子…
この歳になっても親父と一緒に風呂に入るヤツはそうはいないだろう…
「行ってもいいけど、迷惑掛けることになるんじゃない?…」
長く浸かり過ぎたのか、湯槽の縁に座る裕真の身体は全身紅く染まっていた…
「別にそれは構わないさ…明に頼まれて仕方なく復職した会社だからな…」
目の前に晒された裕真の性器が気になってしまう…
熱のせいで伸びた双つの玉がやけに目立つ…
「明さんは高校の後輩なんでしょ?…」
しなだれた竿は皮に被われいる…かなり色若い…
「いや中学からだ…中高一貫の男子高だったからな…」
あの頃は俺の竿もこんな包茎だったと…懐かしく思い出す…
「父さんも男子高だったのかぁ…それじゃ女に不自由してた?…」
裕真の口から“女”と聞いて少し驚く…
「“女”って…カノジョとかセックスのことか?…」
何気ない素振りで“セックス”を言葉に入れる…
裕真の性事情は前々から気にはなっていたことだ…
「まぁ僕はあんましそういう事には興味ないんだけど…」
照れて頭を掻く裕真…
脇の毛もちゃんと生えている…
「興味ないって…ヤることはちゃんとヤってんだろ?…」
精力旺盛なこの年代…2、3回は余裕で抜ける筈だ…
「ああ、それはヤらなきゃ変な時に勃っちゃうから、一応抜くようにはしてるさ…」
それを聞いて安心もする…
自分の息子が不能だったらそれこそ心配だ…
「男だったらソコが勃つのは仕方のない事だからな…」
高校時代はそれこそ電車の中や授業中…所構わず勃ってしまっていたのが今では懐かしい…
「身体が若くなったんだから、ソコも勃ちやすくなった?…」
湯槽の中の俺の胯間を上から覗き込んでくる裕真…
息子に自分の性器を見られのは何だか恥ずかしい…
「あ、うん…まぁそっちにも効果はあるみたいだ…」
隠さず話す…
でも流石に明とセックスしたことまでは言えないけど;…
「何だかこんな話しすると…父さんじゃなくて兄貴が出来たみたいだよ…」
裕真からしたらそうだろう…
俺は鏡を見ない限り、自分の身体がこんなに若くなっていることをつい忘れてしまうんだけど…