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勇者が消えた?
官能リレー小説 - 同性愛♂

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勇者が消えた? 5

突然、ムアークの足元に亀裂が入り、その中から何かが飛び出してきたのだ。
「なんだ、コイツは…?」
その生物は一見すると芋虫のように見えた。だが、それにしては大きすぎる。全長は1メートルを優に超えており、太さも成人男性の胴体ほどはある。しかも表面はヌメッとした粘液で覆われていて、全身が薄紫色をしていた。
その見た目はとても気持ち悪く、生理的な嫌悪感を感じさせるものだった。
ムアークが驚いているとその芋虫は大木を登り、男を閉じ込めている花の一つに張り付いた。
そしてその花を覆うように身体を巻き付け、尖らせた先端を花の中へと潜り込ませた。
「なっ…!」
まさか、と思った瞬間。花の中からくぐもった悲鳴が上がった。
中に居る男の尻に芋虫の先端が挿入されたのだ。
男は異物感から逃げ出そうとするが、狭い空間の中ではそれも叶わず抵抗空しく奥深くまで挿入されてしまう。
「おごぉぉぉぉ…」
男が苦痛とも快感とも取れる声を上げる。
だがそんなことお構いなしに芋虫の先端がピストン運動を始めた。
ジュポ!ズチュ!グチャ!という音が響き渡る。肛門を貫かれた男は全身を激しく痙攣させ、悦んでいる。
その光景を見てムアークは絶句した。
(大木とは別にあんな魔物が潜んでいたなんて…恐らくは大木と共存する生態らしいが…)
ムアークは、今までの常識が覆されていくような感覚を覚えた。
「おほっ!イイッ!もっとぉ!」
男が懇願するように叫ぶと、その願いに応えるように巨大芋虫の先端部の動きが激しくなる。
「おぉぉぉぉ!」
男が獣のような叫びを上げて射精する。
それに応じて芋虫もまた擬似的な射精を行った。
芋虫の粘液はとても粘っこく、量も多かった。男の中に収まりきらなかった分が逆流し溢れ出るのが見て取れた。
男はぐったりと力なく脱力していた。それでもなお芋虫の動きは止まらない。
接合部が白く泡立っている。どうやら射精を終えた後もまだ交尾を続けているらしい。

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