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勇者が消えた?
官能リレー小説 - 同性愛♂

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勇者が消えた? 2

「それはな…この花は周囲の魔力を吸収して成長する性質を持っているらしく、非常に頑丈だ。燃やすことが出来ないんだよ。当然物理的な攻撃も殆ど効かない。唯一効果があるとしたら聖属性の攻撃だけだが…それでもかなりの時間がかかるだろうな。警備や防壁を配置して隔離しようにもその警備兵や作業員が引き寄せられかねない」
「なるほど…確かに厄介ですね」
「だが、勇者が取り込まれたとなれば助けに行くしかあるまい。例えもう死んでいるとわかりきっていてもだ。とにかく勇者を助けるために動いた、という体面さえ作れれば問題ないだろう」
こうして謎の大木の調査が行われることが決定した。
調査隊が森の中へ入り、その中心部へと向かう。
すぐに件の大木は発見された。それくらい巨大で異様な存在感を放っていたのだ。
「こ、これは…」
「なんとも禍々しい姿だな…」
「こんなものをよく放置できたものだ…」
咲き誇っていた花の大半が袋状になっている。既に何人もの男が取り込まれているらしい。
調査隊が見ている前で大木に変化が起きた。
「サラトガ隊長!あの木の様子が!」
その声にムアーク・サラトガが顔を上げた。
袋状になった巨大花の一つ一つが激しく動き出していた。まるで何かを絞るように、或いは咀躙するように、蠢きながらぐちゃぐちゃと音を立てている。
「な、何が起きるのだ!?」
「分かりません!警戒態勢を!」
「了解した!」
調査隊は全員で警戒に当たる。
すると突然、袋状の花が一斉に花弁の色を薄くしていく。
それにより花の袋の内部が透けて見える。中には屈強な男達の姿があった。恐らく捕らえられた勇者達だろう。
彼等は全裸になっており、花弁の内部に満たされた蜜の中でペニスをそそり立たせ、腰を動かしていた。
袋そのものが、彼らを絞るように伸縮している。
その光景はまるで淫魔の宴のようで、見るに耐えないものだった。

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