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ドラゴイエの冒険
官能リレー小説 - 同性愛♂

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ドラゴイエの冒険 12

誰が言い出したわけでもないが、あちこちで自慰行為が始まった。ザリンチェもその場に座り込んでしごいている。
「俺もやるかな」
ドラゴイエも自分の股間に触れる。
ドラゴイエのペニスはもう既に硬くなり始めていた。男達は性欲処理に没頭し始めた。
その様子を見てザリンチェが言う。
「皆、元気だよな。まぁこれだけ長いこと地下に潜っていたら当然かもしれないが」
「まったくだな」
ドラゴイエは同意しつつ、ふと何かを思い出したような顔をしてザリンチェを見た。
「ところで、一つ聞きたいことがあるんだがいいか?」
「何だ?」
「さっき言っていた竜人の事だが……」
ドラゴイエはザリンチェに尋ねた。
「ああ……そいつがどうかしたのか?」
ザリンチェは手を止めることなく答える。
「実はな、俺も一度会った事があるんだ」
「え!?」
「本当なのか?」
周囲の者達も驚いている。
「ああ。あれは確か……」
ドラゴイエは記憶を探るように言った。
「……半年前くらいの事だったと思う。廃棄物の山の上を一人で歩いているのを見たんだ」
「なぜそんな所に…」
「誰かを探しているようだった。灰色の肌をした優しそうな竜だった、とても悪い奴には見えなかった」
ドラゴイエは言う。
それを聞いてザリンチェは考え込んだ。
その頃、地下施設では……。
竜人が一人、通路を歩いていた。
全身が灰のような色をしている。その顔つきはまだ少年と言ってもいいほど若いものだった。彼はゆっくりと歩きながら時折立ち止まっては何もない空間を見つめていた。
彼の目当ては青い竜人、それを探し歩いていた。竜人はしばらく歩くと大きな扉の前で足を止めた。
そしてそのドアを開ける。
それはドラゴイエ達が地上に出るのに使った扉だ。
灰色の竜人は着実にドラゴイエ達に近づいてきていた。

ドラゴイエ達が射精する寸前の事だった。地下から飛び出してきた灰色の竜人の姿を彼らは見た。
「な、何だありゃあ!」
最初に声を上げたのはドラゴイエの隣にいた男であった。
他の者も驚きの声を上げる。
「あいつが例の竜人か?」
「そうだ。こっちに向かってくるぞ!」
ドラゴイエは叫ぶ。

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