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洞窟
官能リレー小説 - 同性愛♂

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洞窟 10

「彼等は睾丸が空になるまで自慰をさせられた痕跡がある、縄を切る力が残っているとは思えない」
今度はリンツが言い返す。
「自分はミノタウロスと戦ったからわかる。ミノタウロスは弱っていても縄を切れるだけの力がある…まずは一人を無力化した状態で説得しておいて、他の者との仲介者にするというのはどうだろうか?」
とりあえずはリンツの提案が採用された。見なかった事にして逃げ出すよりも事情を探るのを選んだのだ。
少し小柄なミノタウロスを選び、薬で眠らせた状態でリンツとジェスが手足を持って運び出す。
そして、動きを封じた状態にしてからまた別の薬をかがせて目を覚まさせた。
ヨナスという名の小柄なミノタウロスは、目を覚ますなり混乱してしまった。人間で言えば少年といってもいい年齢の彼がこんな状況に置かれて恐怖を感じないわけがない。
それにミノタウロス族は人間とは殆ど交流をしない、遭遇して戦闘になることすらあった。
手足を固定されたヨナスは、バダイアス達を謎の少年の仲間だと認識した。
ヨナスは自らの精液にまみれたペニスを隠しもせずに暴れ始めた。陰毛すらもまばらで未成熟な雰囲気なのだが、押さえきれない。
バダイアス達が手加減をしているのもあり、五対一でありながら次第に劣勢になっていく。
「まずいな、完全に錯乱している」
「手がつけられないわ」
同族の前で強制的にオナニーさせられたのがよほど恐怖だったのだろう、ミノタウロスの少年は五人を弾き飛ばすと悲鳴をあげながら走り始める。
彼は膜に包まれていったベルナーユらが立っていた辺りに走っているのだが、五人は知るわけもない。

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