PiPi's World 投稿小説

倭国大戦記
官能リレー小説 - 時代物

の最初へ
 7
 9
の最後へ

倭国大戦記 9

「何をって軍港で作業するからだろ…」
「それしかないわね」
スサノオはそのありきたりな答えに笑い始めた。
「何がおかしいんだ?」
「まあ見てなって。これから面白いことが起こるぞ」
三人は全くわからなかった。
それはすぐに始まった。
「ほーう、今日もやってるのか」
小さな船が寄ってきてそれを漕ぐ男がスサノオに話しかける。恐らくは対等の立場だろう。
「ああ、そうだ。お前らも手伝え」
「俺達はいいさ、こいつらの相手してやるだけで精一杯だしな」
船の荷台には何かドロドロとした桃色の塊が蠢いている。
「じゃあ俺はこれで」
「おう、また後でな…」
男は船を動かすと去っていった。
「あの桃色の塊はなんだ?それにあの男には何を手伝わそうとしていたんだ?」「気になるわね」
「教えてほしいか?」
「そりゃもう知りたいことは山ほどある」
「あれは男達の精子が妖気で変質したものなんだ」
「なんだと!」
「詳しくは軍港の男達には伏せてあるのだが、特別に教えてやろう。軍港の男達はもう既に海の魔物の影響下にあるんだ」
「それであんな格好をしているという事なのか?」
「そういうことだ。よく見ればわかると思うが重そうなものを軽々と持ち上げているだろう?あれは既に人間離れした力を発揮してるってことだ」
「そう言われてみれば確かに…」
「こちらとしては男達が魔物の影響を受けている方が都合がいい。作業効率が良くなるからな。だからあえて魔物の影響があることを教えていないのだ」
「それとあの桃色の塊がなんの関係があるんだ?あれはあの男達の精液なんだろ?あんな物が出たら自分達が魔物の力を持っているということに気づくのではないか?」
「それがそうでもないんだ。あの奴隷達には一切自覚症状がないんだよ。だから気づかない」

SNSでこの小説を紹介

時代物の他のリレー小説

こちらから小説を探す