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倭国大戦記
官能リレー小説 - 時代物

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倭国大戦記 6

「カグラ…お前ってヤツは…何と健気な…!」
カグラの一途な想いに心を打たれたアキツヒコは更に男根を奥深くへと進めた。
「あぁぁ…!!!お…奥にぃ…!!一番奥に当たってますうぅ〜!!ああぁぁぁ〜〜〜!!!!」
ついに亀頭部分が子宮口に到達し、カグラは苦痛によってか快感によってか良く分からない叫び声を上げた。
「カ…カグラぁ…お前の中…キツすぎ…」
アキツヒコはユミヒコにも優るカグラの締め付けに、今にも射精してしまいそうなのを必死で堪えながら、腰を前後に動かし始めた。
「…あ!嫌ぁ!痛…!あぁ!痛い!あぁ…!」
カグラは破瓜の痛みに泣きながら、アキツヒコの腰の動きに合わせて喘いだ。だが、その声は次第に艶っぽい響きを帯び始める。
「あ…あぁ!…あぁん!あ!あぁぁ!ア…アキツヒコ様ぁ!あぁ〜!!」
(カグラ…感じるようになってきたのか…)
アキツヒコは内心、ホッとした。彼は心根の優しい少年なのだ。相手の少女が苦痛に泣いていれば、自分の胸も痛む。だが、ひと突きごとに男根をギュッギュッと強く締め付けて来る処女穴に、アキツヒコも我慢の限界が訪れようとしていた。
「カグラぁ…俺…もうヤバい…!抜くぞぉ…!」
そう叫んでアキツヒコが腰を引こうとした瞬間…
「い…いけませぬ…!!」
カグラは両脚をアキツヒコの腰に絡めて抜けないように固定してしまった。
「ばか!お前何やって……あぁ…っ!!」
アキツヒコの我慢は決壊した。
ドクン…ドクン…と男根が力強く脈打ち、カグラの膣内に精を送り込んで行く。
「あぁぁ…アキツヒコ様の熱い子種が私の中に入って参りますぅ…」
カグラは子宮で精を受けながらうっとりとした表情で言った。その様は大人の女顔負けの色っぽさだった。

「はぁ…はぁ……あ?」
二人は射精を終えた後も暫く繋がったままだったが、ふとアキツヒコは何かの気配に気付いた。
(取り囲まれている…)
カグラとの交合いに没頭していて周囲への配慮が疎かとなっていた。普段であれば、ある程度近付かれた時点で気付いたものを…。アキツヒコは悔いながらも、自分の下で伸びているカグラに尋ねた。
「…カグラ、分かるか?」
相手の布陣や人数、最も手薄な地点を聞きたかったのだが…。
「…ふぇ?なんれふかぁ…」
トロ〜ンとした顔で応えるカグラ。
(全然ダメだコイツ…)
頼みのユミヒコもノンキにイビキをかいて眠っており戦力にはならない。
二人を置いて逃げるという選択肢もアキツヒコには取れなかった。
彼は仕方無くカグラとの結合を解いて身なりを整え、自分達を取り巻いている者達に向かって言った。
「俺は三つの神器を探して旅をしているアキツヒコという者だ!お前達は何処の何者だ!?一体何の目的があって俺達を包囲する!?」
草影から二十人前後の男達が姿を現した。皆、鎧兜を着込み、矛と木製の楯を手にしている。その中から一際大きな髭面の男が現れてアキツヒコに歩み寄って来た。
「アキツヒコだと?その名…聞き覚えがあるぞ…」
彼は野太い声で言った。身の丈六尺(約180cm)以上もある大男で、歳は30半ばくらいだろうか。一人だけ兜を被っておらず、鎧は他の者達よりも良い造りの物で、腰に太刀を履いている。どうやら彼がこの集団の長らしい。
「お…俺はお前なんか知らないぞ…」
アキツヒコがそう言うと、男も右手で顎髭を撫でながら応えた。
「俺もお前など知らん。だがアキツヒコという名に覚えがあると言ったのだ…あれは確か、俺が姉貴の命令で初めての戦に出た時に滅ぼした敵の国の王の名だったか…」
「な…何だと…!?」
アキツヒコ…それは彼の国の王に代々受け継がれてきた名であった。という事は目の前の大男は…
「お…お前が俺達の国を滅ぼした邪馬台国の将軍か…!!?」
「フフン…いかにも!俺の名はスサノオ!女王・卑弥呼の実弟にして、かつて邪馬台国軍の総大将を務めた男だ!」

まさかこんな所で祖国と父の仇に出会えるとは…アキツヒコは興奮と動揺でガクガクと震えながら腰の剣の柄を握り締めた。
「こ…ここ…これぞ正に天佑!!スサノオとか言ったな!か…覚悟しろおぉー!!」
アキツヒコは剣を抜き放ち、スサノオに向かって斬りかかった。
「アキツヒコ様ぁ!!」
カグラが叫ぶ。
「んぁ…何ぃ?こんな夜中にうるさいなぁ…静かにしてよぉ…むにゃむにゃ…」
やっとユミヒコが目覚めた…と思ったら再び眠った。
「死ねぇー!!!」
アキツヒコはスサノオに剣を振り下ろした。
「なんの!」
スサノオはその巨躯からは想像も出来ないほど素早い身のこなしでアキツヒコの剣を避けた。剣が地面を叩く。
「く…くそぉ…!」
アキツヒコは振り向き様に再び剣をスサノオに向ける…だが…
「勝負あったな」
「うぅ…」
いつの間に抜いたのか、スサノオの太刀がアキツヒコの喉元に突きつけられていたのだった。

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