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男の娘ビッチが男子校に入学しました
官能リレー小説 - ショタ

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男の娘ビッチが男子校に入学しました 2

だがこの部には部員もさらには顧問教師も誰も破れない、覆せない規則が一つあった。

「部員は陰毛が生え、包皮が剥けたら部を卒業せねばならない」

これ以外の規則は何も無かった。 だが高校生という年齢上かなり難しいハードルではあった。このうち前半については生えても綺麗に剃毛してい続ける者も居たため 「部では剃ってパイパンにしておくように」 まで緩和されてはいたが後半はなかなかハードルが高く早ければ1学年の1学期で卒業などもあった。
丁度、ウィーン少年合唱団で変声期を迎え以降ボーイソプラノが出せなくなったら卒業。と同様と考えれば良い。
「てか包茎のまま選挙権ゲットの十八歳までイケたら凄いよな」
「俺はそこまでイクぞ。 部にい続けてやる。 受専バリネコで完走してやる」
由紀夫と麗と慎の青春のトーク。 誰が聞いても爽やかだ。

「男性用貞操帯… 買おうかな」
麗がぼそっと言った。
「間違って皮や肉挟んだまま鍵失くしたらヒサンだぜ〜〜」


そうなかまたちから言われても麗は貞操帯が頭から離れなかった。 その形、自らに装着し金色の錠前を閉めた後その鍵を持つのは? 想像するだけでもう自らを抑えられなくなってしまう。

「おかえり麗! 今日は部活早く終わったの?」
「うん。 えぇと着替えるのはどこかな」

「もう部屋に置いてあるよ」
妹と一緒の部屋で麗は学生服を脱ぎ家の服に着替える。 家で着るのは下着含め全部女物だ。
無骨なボクサーブリーフを脱ぎ同年代の女子が普通に着けるようなショーツに穿き替える。
「…学校でもずっと女の子の服でいられたらいいのにな。 全部男女2種類ずつ持ってたんじゃウチの家計にも響くしお父さんとお母さんに申し訳ないな〜」
「ってお姉ちゃんも私と同じ学校にすれば良かったのに。 法律上じゃなくても心が女の子なら入学できるし女物の制服着れるよ」

「何度も言うけど、お姉ちゃんは男子校がいいの!」
麗の妹の雅が通うのは小中高大一貫の女子校で近年はLGBTの生徒にも配慮し制服を法律上以外心の性別でも選べるようにした先駆的な校風だが麗は小中は共学校、高校からは男子校、と「必ず男子がいる」環境に拘った。
家では常に女の子として扱われ妹からも 「お兄ちゃん」 と呼ばれたことは一度も無い。 それに反発してより男っぽい更には「漢臭い」環境に憧れての学校選びなどではない。 その逆だ。
常に男子に取り囲まれその視線を浴び体育の着替えでは同年代の男子の半裸更には全裸を見放題で麗はそれに欲情していた。
オンナの心が、自らが性的対象に見られ男に愛されたいという麗の根源的欲求がそもそもあった。
宿題、部活や委員会の課題をわずかな時間でも手際良く片付ける。 体育会系ととことん相容れないノリだ。
「ごはんの前にお風呂入っちゃおか。♪」
麗の場合父のお風呂屋さんは小学校の低学年で卒業していた。 以降は母か妹と、又は一人でしか入らない。

風呂ではどうしても妹の胸、少しずつ生え揃ってきた茂みが目に入る。 自らが肉体上、法律上女ではない現実が突き付けられる。
「お姉ちゃんの肌と髪はいつだって綺麗だねぇ。 私さ… いっそ男子並みに短くベリーショートにしちゃおうかなんて最近考えちゃってさ」
「………」
いや、そんな気を使う事は無い。 かえって傷付くと麗は云いたかった。 妹のように全部女にはどだいなれないのだ。

「せつない」
「お姉ちゃん、文学少女みたい」

「それ、褒めてんのかよ」
ふと自分がいつまで少女でいられるのか気になるのだ。同年代の多くの男の娘がそうであるようにだ。
成人してから就職しその会社でこの生き方が許容されるのか?
自分の道は自分で切り拓くと固く心に誓っても不安にはなる。

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