ショタなペット【第一部】 78
「ママ!!美雪さん、なに幸せそうな顔をしてるのよ!!
和己君は私の物よ!!」
「優花、止めなさい!!和己君が起きちゃうでしょう。」
三人の幸せそうな顔をみるなりぶち切れる優花、妹の切れぶりに思わずびっくりしつつ止める風花。
「ふぇ?」
和己は優花の声に目を覚ました。
「和己君大丈夫?」
「…はい?…」
まだ目の覚め切っていない和己は中途半端な返事である。
「ママ!起きて!」
「え?…ゆ、優花?」
「和己君は私の事を好きって言ってくれたのよ。それなのに!」
「え?あ、そうなの?」
「ちょ、ちょっと優花……」
風花が優花を止めようとするが、
「お姉ちゃんは黙ってて。」
と優花に言われ口をつぐんでしまう。
「如何したんですか?」
やっと目を覚ましたのは美雪である。
「美雪さん、どういうつもりですか?」
「え?」
「和己君は私のこと好きって言ってくれたのに……」
「これはお姉さま…あ、香奈さんに言われて……」
「じゃあやっぱりママが全部仕組んだのね!」
「え…でも…」
優花の怒りは頂点に達した。
「もう、絶対に許さない!」
「優花さん、ごめんなさい……」
和己は優花の怒りを静めようとするが優花にその言葉は届かなかった。
「ママ、美雪さん、和己君にどんなことしたのか全部ここで白状して!」
香奈は事の全てを話した。美雪と和己をセックスさせたこと。そのまま和己に自分のおっぱいを吸わせ、交わりの姿を美雪に見せ、そのまま絶頂に達したことも。
「酷い!酷過ぎる〜!」
優花が暴れてしまい大騒ぎになった状況は朝まで留まる事が無かった。
「優花さん、もう落ち着いてください。僕がもっとちゃんと断ってたら……」
暴れる優花に和己が抱きついた。すると
「…和己君……うんうん、和己君は良い子だね……」
と和己を抱き締め、優花の怒りは収まった。しかし、心の中では
(絶対和己君は私のものなんだから。)
と和己への思いを一層強くした。