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強くあるために…〜祐介と美紅〜
官能リレー小説 - 純愛

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強くあるために…〜祐介と美紅〜 1

こんな弱い俺でも
君は好きだって言ってくれるんだね
だから、君が辛いことからは
俺が守ってあげる


「あ、ゆ〜すけぇ!」
桜井祐介、高校三年生。彼を呼ぶのは幼馴染みで一こ年下の篠崎美紅、高校二年生。ふたりは公認バカップルでもある。
「美紅…」
「ねぇ、今夜祐介ひとりなんでしょ?泊まりに行くね」
「別にいいけど…」
ふたりは双方の親にも認められた付き合いで、セックスしてる音を聞かれてもスルーされてしまう。美紅が祐介の家に泊まるのもよくあることだ。そしてこの日は美紅の禁欲週間が終わった日…
「へへっ!久しぶりにゆ〜すけとえっちできるっ♪」
この半年後に祐介はどうしてもあきらめられない夢のために地元を離れるが、美紅もそれを追い掛けていくのは別の話で…

そんな美紅と俺は、一生一緒にいるんだと、誰もが思って疑わなかった。
この時の俺にとって、美紅は性別を越えた同士のような存在で
何をするにも一緒だった。
ファーストキスの相手も美紅だったし、
異性の身体を初めて見たのも、美紅の女の身体だった。
もちろん、初体験の相手も美紅とだった。

俺は美紅の身体しか知らなかったし、
この先、美紅以外の女を抱くことは無いかもしれないとも思っていた。

そんな中で、俺は美紅と離れて地元を出ることを決めていた。
この時の俺は、男勝りの美紅に少しうんざりしていた。
今回の禁欲週間だってそうだった。
美紅はいつも俺の意見などは聞かずに、何をするにも自分勝手に事を決めていった。

“試験が終わるまでの1週間は、ゆ〜すけぇとはヤラナイ!”と高らかに宣言してきた。
おいおい…それって、わざわざ宣言する話しでもないだろ?…
などと不平を言ってはみたものの、
美紅の生理日以外のほぼ毎日、ヤッていた(ヤラレテいた)俺は、この休息を得られる6日間を内心喜んでいたりもした。

何しろ、生理中といえども俺の自慰を手助けする美紅の奉仕的精神には頭が下がったが、
それも初体験以来、そんな行為を日常としている俺は、
AVは愚か、スケベ雑誌だってろくに見たことは無かったのだ。

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