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Eternal
官能リレー小説 - 純愛

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Eternal 6

結局、千佳子さんが向かい側に座り、お昼ご飯になります。
チャーハンはとても美味しくて、千佳子さんは料理も上手だなぁと思います。

でも、あの出来事を思うと、僕はまだドキドキしてて…
正直、どうしたらいいかわかりません。

「ねえ、裕くん」
「…はい?」
「明日、一緒に海に行かない?」
…その言葉に、一瞬思考が停止してしまう。
「えっ」
「明日はお休みじゃない。裕君と一緒に海に行きたいなぁって」
「う、うん」
「いい?じゃあ決まりね」
千佳子さんの水着姿…僕は思わず想像してしまった…

明日、千佳子さんと海に行く―それが決まってから、僕の心はソワソワしていた。
千佳子さんに甘えて、おっぱいを吸って、理美さんの行為を見て…
明日のことも、まともに考えられない…

…いや。
そんなことでソワソワしていてどうするんだ!
僕は気持ちを切り替えることにした。
もう、千佳子さんに余所余所しい態度をするのはやめるんだ。
千佳子さんに甘えたいときは、思いっきり甘えて、それ以外のところでしっかり一人でやればいい。
もう、迷うことはやめにしよう。

…そう思うと、とたんに気が楽になった。

―そして翌日。
千佳子さんと海に行く日を迎える。

「おはよう裕くん、よく眠れた?」
目が覚めると、千佳子さんは僕の部屋にいた。
「あ、はい」
昨日ああいう決意はしたものの、やっぱりこの人の顔を見ると、戸惑うなぁ…
「朝ごはんできてるから、一緒に食べようね」

二人で朝食。
「楽しみだね」
「うん」
「私、水着着るの久しぶりなの」

「つい勢いで今日行くなんて言っちゃったけど、新しい水着買って来ればよかったかな?まあ、水着はあるからいいんだけど…」
千佳子さんは一人でいろいろ言う。
今更何を、とは思うけど、千佳子さんだって久しぶりで楽しみにしてたんだよね。

「そんなの気にしないでよ。千佳子さんなら何でも似合うよ!」
僕は思い切って、そう言った。
「そう?…ありがと、裕くんは優しいのね」
千佳子さんは一瞬戸惑ったが、すぐに優しく微笑んで僕の頭を撫でた。

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