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深夜
官能リレー小説 - その他

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深夜 1

深夜1時。公園で待ち合わせ。その公園は住宅地からはかなり離れているため夜は人気がなく、一方でそれなりに照明は点いている。僕はベンチに座って待つ。
約束の時間は過ぎていく。
1時間が経ち、2時間が過ぎ、3時間経過する。さすがにおかしいと思い携帯電話を見るが連絡は来ていない。もう一度電話をし直そうとしたときだった。
ざっざっという足音が聞こえ、振り返る。しかし誰もいない。聞き間違いかと思ったけれど、足音はまた響く。やはり誰かいるのだと確信する。
「そこに誰かいるのか?」
僕は思い切って声をかけると、木の陰から人妻で二つ年上の陽子さんが出てきた。
「ごめんね。主人がなかなか寝てくれなくて。」
「ほんとにいいのか?やめるならいまのうちだぞ。」
陽子さんは母の家でセックスするんだ。
「うん。覚悟は出来てる。」
どこか緊張しつつも笑みを浮かべる陽子さんになにも言わず、僕は彼女の手を握って歩きだした。
だんだんと白く染まりだした紺青の空の下、新聞配達のバイクのエンジン音が静かな早朝の街の中に響いていた。
「………………」
どちらからも会話はなく、ただ冷えきった手のひら同士から伝わる互いの体温だけが僕たちの存在を確信させてくれる。
朝の冷えた空気に陽子さんの口からは白い吐息が漏れ、赤く染まった彼女の頬は寒さだけでない確かな欲情を感じさせていた。

――これから陽子さんは母の家で僕や見知らぬ男たちに犯される。         

その若々しいハリがありながら艶かしい脂の乗った肌を曝け出し、コートを押し上げる巨大な双丘を欲望のままに弄ばれる。
主人の昂りを受け止めた穴を他人の劣情の象徴で掻き回され突き上げられ。大事な最奥を無遠慮に汚し尽くされるのだ。
誓った愛は情欲に塗り潰され、その魅力的な肢体の隅々まで白濁に染めあげられるだろう。
それすらも悦んで望むような陽子さんの蕩けた笑みに、僕は唇を噛み締めて彼女の手を引き続ける。

街灯もろくにない街外れ。母の家に到着した僕たちは、静まり返った早朝の空気の中に立ちすくんでいた。
陽子さんが不思議そうな顔で僕を覗き込んできた時。僕は彼女の胸を鷲掴み、コートの奥に手を突っ込む。
「あっんぅぅっ!」
静寂を切り裂く嬌声が辺り一体に響き渡る。突っ込んだ僕の手に火傷しそうなほど熱い粘液が滴ってきた。
衝動的にコートを剥ぎ取れば、薄闇を照らすような白のニットが目に写る。
グチュリと粘着質な音が脚の間から聞こえた。
冷えた空気の下。艶やかな肌が編み目から覗くようなそれだけが覆い隠し、ポッチリと起った豆のような乳首は一目で見つけられた。
股を弄る手は何ものにも邪魔されず、好き勝手に指が掻き回す肉裂は熱く淫らな蜜で辺りを汚している。


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