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三角戦隊
官能リレー小説 - その他

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三角戦隊 1

三角戦隊トライアングルレンジャー、それは正義の味方として悪と戦う三人のヒーローである。
しかし、三人は正体不明で素顔は誰も知らない。
分かっているのはその三人ともが十代半ばから後半くらいの少年たちであることと、光沢のあるスーツを身をまとっているということだけだ。
そして、彼らがなぜ正義のために戦うのかも分からないし、どこに所属しているかも謎だ。
なんと彼らの目当ては女性ヴィラン及び女幹部だった。悪であっても美形かつグラマラスで妖艶でもあるので、特にこの世界線では魅力的とされた。もちろん、会ってサインを貰うわけでなく、捕虜にする事を目的としている。高い露出度や性にオープンな点も悪の組織だからこそ培えたものであって、三人はむしろポリコレを標榜してる組織に対する掃討作戦も行っている。もちろん、正義の味方としてのイメージを損なわないよう彼らは、組織の構成員が洗脳されていて大規模なテロを行おうとしたので、実害が出る前に強襲して根絶やしにしたと喧伝していた。
「いいか、二人とも。オマエたちには負担をかけて済まないと思うが…」
リーダー格のイエローが、ヘルメットを装着しながら言う。彼は三人の中では一番大柄なので、まさにリーダーにふさわしい。
「負担?そんなの、全然ないよ。だって、俺達は悪を退治するのが仕事だろ。むしろ、楽しみなくらいさ」
ブルーが調子のいい事を言う。
「ああ、そうだな。俺達、イエローに付いていくぜ」
レッドもブルーに同調する。
「ああ、ありがとう。オマエたちのような仲間がいてくれると心強いよ」
イエローはヘルメットを装着し終えると、二人の肩を抱く。
「よし!今日も悪の組織をぶっ潰すぞ!」
三人は声を合わせて、それぞれの愛車に乗り込む。そして、発進させると夜の街へと消えていった…。
ヘルメットの液晶画面に映し出されたレーダーが悪の反応を示している。悪の反応があった場所は、市街地の一角にある公園だった。
三人は公園の駐輪場に着くと、愛車を止めた。
「さて、イエロー。今日は目当ての悪の女幹部がいるかもしれないんだろ」
レッドが言う。
「ああ、そうらしい」
イエローは手にした端末を見ながら答える。
「じゃあ、早く行こうぜ。早く捕虜にして、尋問したいぜ」
ブルーが急かすように言う。彼は既に勃起していた…いや、三人ともである。
「ああ、そうだな」
イエローは端末をしまう。そして、三人で駐輪場から公園へと入っていくとそこにはいかにも悪の組織の構成員らしい男たちが屯していた。彼らは煙草や酒を飲みながら談笑しているようだったが、三人の姿を見るや否や立ち上がって警戒する素振りを見せた。
「なんだ、オマエたち?」
「ここは一般人は立ち入り禁止だぞ」
男たちが口々に言う。しかし、イエローたちは動じない。むしろ、彼らは悪の組織の構成員を捕虜にできるチャンスに胸を高鳴らせていた。
「俺たちはヒーローさ。お前たちを捕まえに来た」
レッドが言うと、男たちは嘲笑した。
「ヒーローだとぉ?お前らみたいなガキがヒーローなわけないだろ」
「そうだ、そうだ」
男たちが口々に言う。しかし、三人は怯まなかった。
男たちは三人を取り囲むように散開すると、一斉に襲いかかってきた。


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