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女子学園の調教師
官能リレー小説 - その他

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女子学園の調教師 2

近年…男性教師によるわいせつ騒ぎで、男性教師の女子小採用が厳しくなっている中、彼が愛心学園の採用に至ったのは…彼は基本、あまり女性や子供に興味が無かった…と言う理由で、受け持つクラスに対しては真剣に取り組む覚悟を受け入れられて、彼は愛心学園の教師を任されたのだった。

授業開始の予鈴が鳴り、生徒達は皆自分の席へと向かう。

ガラッ…

教室のドアが開き、担任である杉本裕太が教室に入ると女子児童達の会話が止まり、全員が教壇に立つ男性教師を見る。

一番後ろの席に座る藁井綾乃は、杉本が教室に入った瞬間…ピクッと何かに反応した。
にこやかな表情で杉本裕太は5年1組の生徒達を一望する。テレビで活躍している女性グループアイドルと比較しても見劣りしない程の女子達を前にして、杉本は爽やかそうな笑顔を見せる。

日直当番が「起立ー、礼」と、号令を掛けて先生と生徒達の挨拶を行う。

「着席」

挨拶が終わると、杉本は皆の顔を見て話し掛ける。

「皆さんお早うございます。今日は皆さんに大事な話があります」

その言葉を聞いた皆は「なんだろう…?」と、ざわつき出す。続けて杉本は皆に向かって話す。

「今日から毎日一人ずつ、個別指導を行いたいと思います」

その言葉を聞いた皆は「えー?」と、声を発した。

突然の先生の発言に戸惑いを隠せない生徒達は大勢居た。そもそも…新学年になってクラス変えが行われたばかり。学力テストの平均点もされていないのに…突然の個別指導に皆は驚きの表情を隠せずにいた。

戸惑う少女達を見て杉本はニヤァ…と、薄らと不敵な笑みを浮かべる。

個別指導と言う言葉に女子達は皆、不思議そうな表情を浮かべていた。

「あ、あのう…先生」

杉本の言葉に一番先に手を挙げたのは前の席に座っている女子で、名前は岸田芽以(きしだめい)と言う女子だった。

「はい、岸田さん」
「なぜ…突然、個別指導を始めるのですか?」
「良い質問だね」

杉本の言葉に芽以は頭に『?』マークを浮かばせて首を傾げる。

「僕は、君達の事を詳しく知りたいのだよ。その為には全員一度に話を聞くのではなく、一人一人個別に詳しく話を聞くのが一番かと思って、個別指導の案を出したまでなんだ。まあ…もっと他に良い案があったら、そちらに変更するけど…現時点では、これが最適と思ったので…今日から実行してみようと思うのだよ」

それを聞いた女子達は「なんだ…」と、笑いながら答える。

『ふふふふ…単純なメス達だ…』
杉本は生徒名簿を開いた。

「さて…では、まずは出席番号順から行うとしよう…。赤嶺結菜(あかみねゆうな)さん」
「はい」

最前列の教師用の机の前にいる子が手を上げる。

「今日一日の授業が終わったら、放課後指導室で待っているように」
「はい、分かりました」

そう言うと、杉本は生徒名簿を置き教材を手に取る。

「では、授業を始めよう」


ー 杉本裕太…

彼は小学生時代に好きだった子に告白をしてフラれたショックで、以後…女性嫌いになった。真面目な性格でスタイルや顔立ちも良かったが…、恋人を作らないまま教員になった。
教師になると彼は男子高の教師になる。彼が教師になると…男子高の同性愛者からファンクラブが出来上がり、更にファンクラブの中で派閥争いまで発生して…怪我人が出る程の加熱振りだった。
責任を感じた彼は、その年で男子高の教師を辞める事に決めた。
彼の生真面目さを買っていた男子高の理事長は、私立愛心女子学園の理事長と知り合いであった為、そのコネで学園の教師に採用された。
彼自身『女性や子供には、あまり興味は無い…けど、任された以上は全力で取り組む』と…言う彼のポリシーも採用の理由の一つでもあった。
新学期を迎えた当初は、女子児童の活気に馴染めず逃げ出したい一心でいた。それでも何とか、責務を全うする。

4月9日…

彼は一日の日課を終えて職員室に戻った。自分用の机に戻るとフウ…と、溜息を吐いた。

「あら…お疲れの様ね」

隣のクラスを受け持つ原野美佳子と言う女性教師が声を掛ける。

「ええ…女子生徒が、こうも無邪気で底知れない活気があるとは思えなかったので…まだ男子生徒の方が良いですよ」
「まあ、全国から選ばれた精鋭集団でもありますからね…元気があり余っているのでしょう…。でも、杉本先生の評価もかなり良い見たいですよ」

「そうですか?」
「ええ…先生の噂は中等部にも聞こえている見たいで、先日…貴方の授業を覗きに来ている生徒が居たらしいですよ」

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