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BR42bis
官能リレー小説 - その他

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BR42bis 1

ーーー村雲高校1年3組を本年のBR該当学級とすーーー

BRのルールは簡単。
同じクラスの者全員を倒して最後に残った者が勝利。
勝利者は生き残っていた生徒を一生自由にできる権利が授与される。
死亡又は戦闘不能な重傷者は失格、レイプされても失格である。
なお、全参加者には爆弾付きの首輪が装着される。
外そうとした時、フィールド外に逃亡した時、同性をレイプした時、戦闘放棄した時、外部と連絡を取った時、首輪が爆発する。

今年は男子生徒19人、女子生徒23人がフィールドに送り込まれたーー

太平洋上の人なき島に集められた42名の生涯を賭けた死闘が幕を開く。

「この島には十分な食料と武器、生活用品が各地に分散して隠してあります。それらを探し出して活用し、最後の一人を目指しなさい。
相手を殺してもよし、失格に追い込んでもよし。確実を望むなら殺しなさい。」

担当官の女性が凛とした声で告げる。

告げられた生徒一同は、ある者は震え、ある者は怯え、諦観する者に戦意を燃やす者もいた。

「その首輪があなた達の状態を逐一送信しています。もし失格になった時は救助信号を出してくれるから壊すのは禁物よ。最初は抽選で決まった開始点に各自別れてもらいます。では、行きなさい!」

進行要員が42名の生徒をばらばらに連行していく。
嫌がる者もいれば大人しい者もいたが、逆らう者は殴ってでも連れていかれた。
……
怖いなあ……

「お前はここだ」

4WDを降ろされた神楽 秀仁(かぐら ひでひと)も42名の生徒の一人だ。
身長182cmと大柄でこの年齢としても程よく筋肉の付いた体つき。
顔立ちも悪くなく、女子から悪印象を持たれる外見はしていない。

「生き残りたければ自分でなんとかしろ。この島にはチャンスは転がっている。」
「あ、待ってよ。」

男達は言い捨てて、秀仁を置いて去っていった。

「はあ…どうしたらいいんだろう。殺されたくないよ、怖いよ…」

彼はガタイはともかくやや気が弱く、どうして良いのか悩んでいた。

「あっちこっちに色々な道具や食料が分散して配置してあるって聞いてるけど…どうすればいいのか。とりあえず…何か探そう。」

周りは南国らしい豊かな植生の林が広がり、地形はあまり険しくない。

「この島…沖縄県のどこかなのかな?野生動物とか、いるのかな…熊とか蛇とか…。」

飛行機で護送されたが、時間からある程度の距離は想像できても外がどこかわからないよう窓が無い客室に全員が入れられていて、搭乗前に外部と連絡をとれる端末は一切が没収された。
天候と自然からおおよその見当をつけるしかできない。
猛獣に襲われることを想像して秀仁は少し震えた。

「あれは?」

大型の配送ケースのようなものが二つ置いてあるのを見つけた。
これが「分散配置された道具や食料」かと思い近づく。
幸いというか近くには人や獣や雄の気配は無い。
チェーン店舗用の物の造りを流用したと思えるケースには鍵も企業名も無く、、秀仁は恐る恐る一つを開いた。

「これは…」

驚きつつもどこか安心した。
災害支援用の食料セットが最初に目に入る。
レトルトパウチや缶詰などからなっていて加熱剤なども付属する、調理設備が無くとも簡単に食べられる奴で、あったのは三日分程だ。
水の入ったボトルも数本あった。
他には何かと見て見ると、数着の衣服や下着。

「うわ。こっちはわかるけど…」

生理用品に、ディルドまであった。

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