幻影 15
キュッと僕の服の裾を掴んでいる結衣が可愛いくて、気持ちを抑えきれないのを必死で堪えた。
部屋に入って、その気持ちは思う存分解放してやるんだって、ね。
「あん、ああ〜ん、早い、ああ、んんっ!」
入るなり僕は結衣を背後から抱き締め胸を掴み、うなじに舌を這わせていく。
多少乱暴でも結衣は嫌がる素振りは見せなかった。
初めて身体を合わす訳じゃないことが、僕を前の時よりも大胆にさせていた…
セーターの裾から手を忍ばせ、直にブラジャーに触れ、それ諸ともに乳房を揉む…
「ぁっ…」
小さく喘ぎ声を漏らす結衣…
身を捩るものの逃げることはしなかった…
「先代」の結衣も初体験の後は僕に身を委ね、激しいのでも受け入れてくれた。
まさかセックスでもこんなに似てる…いや、同じだなんて…
お尻に欲望に狂い始める自らを押し付ける。
「あん、凄い、豊さんのが、んんっ、凄い…」
そのまま結衣をベッドに押し倒し、無理やり服をたくし上げ胸を揉みくちゃにしてしまう。
こないだの時よりも大人びたワインレッド色のブラジャー…
歳上の僕を意識して、背伸びしてくれたのかもしれないな…
そう思うと益々結衣のことが愛しくなる…
「素敵だよ、その下着…下も見せて貰うよ…」
僕は隙さずスカートを捲り上げる…
揃いのワインレッドのパンティ。
その表面はしっとりと潤いに満ちていた。
「ああっ!あん、あっ、豊さん、ああ、いい…」
「結衣のパンティ濡れてるね。いつからこんなにしてたのかな?」
「ああっ、んんっ、や、あ、ああっ!」
言葉で攻められると余計に感じるらしい。
愛液がパンティを突き抜けそうな勢いだ。
当の結衣は両手で顔を覆って悶えている。