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真冬の女
官能リレー小説 - その他

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真冬の女 3

そのまま香織の体がブルッと小刻みに震えた。
指先を抜き出すと、われめがひくひくと反応している。
俺は香織が一度、手マンでイッてぼんやりとしている間に、コンドームを装着した。
「あ、ああっ、んあっ……」
香織の両脚を両脇に抱えて、勃起した性器を一気に突き入れると、ゆっくりと腰を揺らし始めた。
「んっ、あっ、はぅっ、あ、ああっ、んあっ、ん、んっ!」
腰を揺らして突き動かす俺のピストン運動のペースで刺激があるのか、香織が動きに合わせたように声をもらす。
俺がわざとペースをゆるやかにすると、香織は腰をくねらせて自分ではわかっていないかもしれないが、淫らに刺激を求めるような動きになる。
俺は両脚をさらに上げて肩にかけるようにして、激しく腰を揺らした。俺の息が乱れて、肌が汗ばむ。
「ああッ、気持ちいいっ、あんっ、ああっ、あっ、あああっ、んあっ、ああああっ!!」
「くっ、うぅっ」
俺の性器が脈打ち、射精の快感が全身に走り抜けていく。香織の膣内が精液を搾り取るように反応する。
俺は香織の両脚を下ろして、われめからゴムの先端に精液がたまった性器を抜き出した。
ティシュボックスに手を伸ばし、香織の股の間から腰を浮かす。
幾分かは力を失ったものの、俺のものは今だ上を向いていた。
「気持ちよかった…」
虚ろな目をした香織と目が合う。
「なんだ…気を失っているのかとばっかり…」
気を逸らした俺の手に、ゴムから溢れ落ちた精液が付着する…
「ふふ…凄い量だね。」
こういう時の為に、極力自慰行為はしていなかったから当然だ。
「ああ、マスをかく程子供じゃないからな…」
香織に見えるようにしてそれを拭い、まだかなり溜まったゴムの根元を縛る…
香織はゆっくりと起き出すとシャワーを浴びて戻ってきた。
「俺もシャワー浴びてくる」
香織はバスタオル一枚の姿のままベットに腰をおろして、うなずいた。
もう一回と言われたら、別料金を要求するところだ。
俺は熱めのシャワーを浴びて、汗を洗い流しながら、セックスのあとの気だるさを感じていた。
「お酒、一緒に飲みませんか?」
香織はシャワーを浴びて出てきた俺に笑顔で言った。
恋人のいない女や既婚者であとくされなく遊べる男を求める女は、ただセックスをしたいだけではない。
短時間の間だけ、恋人にちやほやされる気分を買いたいということなのかもしれない。
「じゃあ、俺はビールで」
香織はルームサービスで、つまみとワインを頼んだ。
「かんぱーい」
香織がはしゃいだような口調でグラスと缶を軽く当てる。
ビールを飲んでしばらく香織の話をうなずいて聞いていた。
たわいのない話。
人気の芸能人のスキャンダルの話を香織は話していて、テレビを二人で見ながら二本目を飲んでいたときだった。
「おいしい。一口飲んでみて」
俺は少し酔った香織のさしだしたグラスからワインを一口。
そのまま泊まりこみ、気づいたときにはすでに翌朝の八時をすぎていた。
香織は俺に抱きついて穏やかな寝息を立てていた。

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