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強制結婚制度  第U章
官能リレー小説 - その他

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強制結婚制度  第U章 2

でも永年、司令塔のヤツとコンビをくみボランチとして攻守に渡りサポートしてきた。唯一の自慢!?であるスタミナとタフさをいかして。んっ!俺はサッカーでも結婚してもサポートする星の下に産まれてきたのか?(苦笑)
「……あの……拒否権はない事は知ってますが……」
饗也は係官に言う。
「自信ありません……その…」
「貴方の事は知ってます……サッカー一筋で司馬卓也さんの名パートナーとして有名ですよね」
「プロから声はかかった事は無いですがね……」
「実は司馬さんに片方を担当してもらう予定でしたがサッカー協会から難色を示されまして……もしこれでワールドカップ逃したらどう責任を取るって言われまして」
まだ学生だから、さすがにワールドカップは早すぎるだろうが、それだけ将来を有望視されてるんだろうな。
それに拓斗は体調管理とか向かないからなぁ。
あまりにひどいから献立とか俺が考えてたくらいだし。
そんなあいつに芸能人の妻がついても、体調管理なんかは忙しくて出来ないだろうし。

逆に言うと、そういう面で俺は注目されてたのか?
何がともあれこの二人を妻として迎える事は確実である………。翌日部活の朝連に行くと耳が早い後輩や同級生らから手荒い祝福を受けた。
「琴音ちゃんと美琴ちゃんもらえるなんて……いいよな〜〜」
「好きで一緒になるんじゃないし………」
「まあサッカー続けられないかもな……」
などと俺の事を話の種にして盛り上がっていた。

卒業間近の俺が部活の朝練に顔を出すのは後輩達が「先輩、俺達の練習にアドバイスをして繰れませんか」と熱心にお願いされたからだ。
監督からは「お前は選手より指導者向きだ」と言われ、俺も大学では教育学部に決まってた為、将来は高校サッカーの監督になって“行くぞ国立!”と言う夢を持ってたりする。

しかし朝練が終わり教室に向かおうとする時、俺は現実に引き戻されてしまう。
周りには報道陣や二人のファンが殺到していたのだ。
俺は学校側と協議して早々に家に帰って行った。

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