全てが叶うスマフォ 11
心配するアリスの為痛くならない様スマフォで設定した。
「それじゃぁ行くよ…」アリスはア○ルにセットしたソフトバレーボールにハンドポンプでゆっくり空気を入れ始めた!
ボールはゆっくりと膨らみだす。
「…っ」
アリスが顔をしかめる。
「(アリス、大丈夫かな…無理なら、代わってあげるよ…)」
「(アリスちゃんに何かあったら、やっぱり委員長として、私が責任を果たすべきなのかな…)」
由希や渚が心配そうに見つめながら、アリスはボールを膨らませる。
「はぁああ…」
ボールに空気が入っていくにつれて、アリスの顔が紅潮する。
心なしか、息遣いも荒くなっている。
「もうそろそろよね?」
アリスがこちらを見る。
「うん、後は外すだけだね」
「そう…」
アリスはほんのりと赤く染まった顔を強張らせた。
意を決して、アリスがポンプを外す。
「はぁああ!」
その瞬間、弾けるようにボールがアリスのお尻から発射された。
一同、ポカーンとしている。
「ありがとう、よくやったよ、アリス」
「え、ええ…」
「それじゃぁ再開しようか?罰ゲームの時間もなくなるし…」
うっかり罰ゲームの話を切り出してしまった俺。しかたなく「人間バレーボールマシン」の説明をした…