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独裁者の後宮
官能リレー小説 - その他

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独裁者の後宮 2

こうしてジョンはマリアと二回戦を始める。
ジョンの毎日の生活…もとい性活はこうして始まるのだ。

…彼がこのような生活を送れるのも先代ホセが築き上げた統治システムのお陰である。
彼は大統領になって5年ほどで政治への興味を無くし、晩年は全くと言っていい程政治に関与しなくなった。
それがなぜ良かったのかというと、彼が国政を任せた相手が良かった為だ。
共和国首相にして国軍参謀総長…政治、軍事のナンバー2となるこの人物がエスタニア共和国…もといカルロス家の専横を強固なものにしていた。
その人物の名は……メイリア・カルロス。
ホセ・カルロスの第一夫人にしてジョンの実母であった。
彼女は将軍時代のホセの腹心の一人で、天才的な頭脳を持った才女である。
才女であるだけでなく美しくホセには従順な性格から、第一夫人としても政治家としても重用されて首相となっていた。
首相となった彼女は、秘密警察を組織し、反体制派を厳しく取り締まった。その後は密告を奨励し、国民の間に相互監視体制を作り上げた。
また外国人資本家を追放し、天然資源を国有化。それを売った莫大な資金で軍を近代化した。

貧困にあえぐ国民の不満は、徹底的な洗脳政策と恐怖政治で押さえつけた。
だからホセがどれだけ放蕩しても政権が揺らぐ事は無かったのである。

メイリアだけでなく他の妻達も才女で政権のあらゆるポストで活躍していた。
野蛮なホセは、インテリ女性が非常に好みで、そんな妻ばかりを持ったのが効を奏したようだ。
だからホセが死んでも政権に何の影響も無く、ホセの長男ジョンがすんなり大統領となれたのである。

マリアとの激しいセックスを終えたジョンは白目を向いて失神したマリアの膣からぺ○スを引き抜き、ベッドを降りた。裸のまま部屋を出ると、廊下の両脇に整列した数十人のメイドが一斉に頭を下げて挨拶した。
「「「おはようございます!!閣下」」」
メイドの中には大きなお腹を抱えている者も何人か居る。もちろんジョンの子供だ。

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