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吉原伝説
官能リレー小説 - 女性向け

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吉原伝説 4

懐かしい笑顔とともに発せられたそんな安治の言葉に、香代の心は乱れた。昔のまま、かわることなく優しい幼なじみに。かといって、自分のせいでつとめに支障が出ることだけは避けなければならない。香代は、さりげない風を装って言葉をつなぐ。

「私だったら大丈夫です。こうゆうことは慣れてますから」
「でも」
「……そうですね、私みたいな女が初めてでは」
「そんなんじゃない! そんなんじゃなくて…… 私は……
 
あぁ、なんで自分は惚れた男を苦しませる言葉をわざわざ口にしているのだろう、と後悔の念を覚えつつも、香代はとっさに安治の手をとり自らの胸にあてた。小ぶりではあるが弾力性のある乳房が安治の手におさまる。

「これがおなごの乳房。そしてこれが」
突然の彼女の行動に呆然としたままの男の手を、今度は自らの太ももの奥へと導く。
「『ほと』。おなごの大切な場所」
そして香代のもう片方の手は着物越しに安治の中心をつかんでいた。
「そう、殿方のこれを迎え入れるためのもの。……準備は十分整っているようですね」

呆然としていた安治は、我に返り慌てて後ろへとびのく。いやでも目に入るのは、はだけた胸元から両の乳房を覗かせ、拡げられた太ももの奥に黒い翳りを見せる、艶かしい女。肌の色は抜けるように白く、盛り上がった乳房の頂には小さく桜色の乳首が揺れていた。

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