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堕嫁入した母と雄吐女(オトメ)息子
官能リレー小説 - SM

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堕嫁入した母と雄吐女(オトメ)息子 8

先代は覚醒して急激に残酷になったが……牧は映像を見つつも一ノ瀬の事を考える、始末するよりも引き込めないかと……。



その頃、涼介らは数名の部下と共に大黒家邸宅が見下ろせる山間部にある廃屋に居た。村落だったが人口流出より消滅した村である。把握している人間も少ない筈だ……常緑樹の木々に囲まれているから。
「あれが大黒の邸宅か」
「准尉、監視ユニット設置終わりました」
「ご苦労……着任早々お家騒動に巻き込んで済まないな」
部下である軍曹はニッとする、聞けば彼にも大黒家に私怨があるようだ。
「准尉も大変ですな、父親が名乗り出た後にコレは」
「仕方ないさ、父親も後ろめたい気持ちだ、だが義理の弟が身体障害だったらな立場が同じなら俺も頭を下げるさ」
「なるほど、捨てた先妻の子でも利用する……失言ですかな?」
「事実さ、先代当主の死因は?」
「健康診断では問題は無いですね、表向きは……ただ男性自身維持の為に非合法の薬を調達していたようです。関係先をガサ入れるって言う事で二名を派遣してます」
「桜田門がよくしゃべってくれた上に同行させたな」
「そりゃあアサルトライフル以上の獲物を持っている面々を相手にするのは我々ですから縄張り争いをしていると二階級特進が毎年出てきますからね……」
軍曹は呆れた様な仕草をすると涼介も笑うしかない。二人は他の部下と共に観測ユニットを運んできた車両に乗り込み山を下りた。
軍を巻き込んでいるのは涼介の母親が“末期ガン患者で治験を利用した偽装殺人”と言う疑いこれが軍の病院で実行されてしまった訳であり、警察は軍が口封じに首謀者の一人である大黒氏を殺害したと言う見方を出している、軍警察部も事故現場が軍の機密施設近くと言うだけで警察が動いてこの様な見立てをされると動かざる得ない、確かに事故死した大黒氏の父親は軍内でも知れた諜報戦の猛者だ。それ故に詳細な記録は全てあるとはかぎらない。
「ガサ入れに同行した部下からの報告です、やはり違法媚薬の出所です」
「動いてくれよ」
恐らく母親の痴態は消去されている……まあ今の当主とは直に顔を合す事になる。



ガサ入れ先は某地方都市の団地、見た目は綺麗であるが建物そのものがアンダーな商品を扱う事から“ステルススラム”とも言われている。踏み込んだ際に店主が窓から飛び降りるもゴミ捨て場屋上を突き破って大怪我…四階から飛び降りた、可也御年を重ねていたから最悪刑務所での寝たきりになるだろう。タンカに載せられた本人に令状提示してガサ入れ開始……立ち合いは従業員にさせた。
「随分とまあ、てびろくやっていたな」
「シラナイ!ワタシニホンゴヨメナイ!」
「免許取っているじゃねぇかよ……なめているのか?」
地元の刑事が怒鳴る、そりゃあ桜田門の本店が来れば張り切るわな。
同行した軍人二人も分かる気がする……それにしても媚薬と言ってもほぼ麻薬と言う品物も出て来る。従業員は何も知らないって言うのはほぼ嘘である。刑事が怒鳴る。
「祖国に送還させるぞ、確かオーバースティは重罪になるから“軍役刑”だったな、高麗国って」
「!!!!!」
軍人も押収された媚薬の瓶を見て言う。
「まあ、媚薬に関してはこれって君の祖国から流れて来た感じだな、半島漢字表示って言うことは」
「シラナイ!!!」
「店主もあれ寝たきりになるし惨めな末路だ……君も貞操帯ハメてムショ暮らしはしたくはないだろ?」
従業員はガクっと項垂れる。違法AV男優までやっていた事を事件化されたらそれこそ……痴獄である。

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