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再建、させてください
官能リレー小説 - アイドル/芸能人

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再建、させてください 2

「由梨花…」

ツーンと、隼人に込み上げてくるものがあった。
しかし、隼人には由梨花に申し訳ない思いもあった。
由梨花が自分以外の男に犯される姿を見て股間をおったててしまったことである。

「由梨花、シャワー浴びて来い」
「うんっ」
由梨花がベッドからゆっくり起き上がり、浴室へと向かう。
隼人はベッド脇の椅子に腰かけた。

「何とかできないものか…」

「エンジェル・ゲート」はアイドル戦争激化の波に乗り切れず多大な債権を負うことになってしまった。
かつての看板アイドルは次々に事務所を去り新人発掘もままならない。
溜まった債権処理に残された所属タレントの身体を捧げる…隼人は本来、そういうことはやりたくなかった。


「あぁ…スッキリしたぁ」

勇人が物思いに耽っている間に由梨花がシャワーを浴びて戻ってきた。

素肌にバスタオルだけを巻いた姿。
Gカップのナイスバディは最近雑誌グラビアでも取り上げられ注目を集めている。
事務所の看板であり最愛の恋人。
隼人はそんな彼女を簡単に差し出したくはなかった…が、そうせざるを得なかった。

「ねぇ、隼人」
「なんだい」
「コーフンした?」
「ばっ!……お前、何言ってんだよ!?」

由梨花はバスタオルを巻いただけのまま、隼人の座るベッドの隣に腰かけた。

「ああいうオヤジに身体を捧げなきゃいけないのはわかってる。事務所が生き残るためだもんね。でもね、あんな奴より、私は隼人とセックスしたい」
「由梨花…」
「隼人、手どけて」
隼人は股間を手で押さえていた。由梨花はすべてわかっていた。

「元気だね。隼人って寝取られ趣味でもあるのかなぁ」
「馬鹿、そんなわけがあるか」

由梨花は隼人の股間を見てニヤッと笑う。

「隼人、手、どけて」
「なんでだよ」
「そうじゃなきゃ始まらないわよ…私がやられるところ見せられて、ずっと我慢してたんでしょ」
「そ、そんな」
「ねぇ、お願い」

由梨花が目の前で跪いて、隼人に上目遣いでおねだりした。
隼人はそれ以上何も言えなかった。

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