レースクイーン 13
「あぁ、ああ、ダメ、ダメ!!!いやぁあああ!!!」
襲い来る快感に抗えず、身体を仰け反らせ、激しく悶える明菜。
「さあ、もう、こっちもラストスパートですよ!!」
「いや、いや、いやぁあああああん!!!!」
下からの突き上げにガクンガクン身を震わせる。
「もう…イクぞっ…!」
「あっ…あぁあっ!!!!!」
男性が達したとき、熱い塊が明菜の膣に流し込まれた。
「ああああああ…」
口をパクパクさせ、涎を一筋垂らし、明菜も絶頂に導かれた。
解放された結合部から、どろりと白く濁った液体が流れ出る。
「最高でしたよ」
男性はぐったりとした明菜にニヤリと笑って言った。
―この少し後、この瞬間を映した動画がネット上で拡散された、という噂が広まった…
Chapter 5(1の続き)
とあるスタジオにやってきた。
ここで、レースクイーン専門グラビア雑誌の撮影を行うというのだ。
「こういうの初めてなので…緊張します…」
車の助手席でそう話すのは、私がオーナーをしているサーキットのイメージガールを務めるモデル・三上梓。
彼女が、今回の撮影に参加することになったのだ。
梓が緊張するのも無理はない。
彼女は半年前に採用されたばかり、その前は普通のOLで、この世界とは無縁だったのだ。
しかしイメージガール就任後はネット上などで評判が広まり、
『この娘誰?』『すげー美人!』など、注目が高まっていた。
彼女を起用したことに間違いはなかったのだ。
今回一緒にグラビア撮影するのはキャリアの長い人気RQの芦屋里奈、新人ながら人気の高い竹内美優、小沢玲奈、須藤ルナ(美優とルナは現役女子高生らしい)。
そして、もう一人の名前を見て、私は懐かしく思った。
―香坂加奈子。
私がオーナーになって初めて採用したイメージガール。
現在は芸能事務所に所属し、グラビアでも活躍している…そんな彼女と再会することになるとは。
―スタジオに入り、担当編集者の方やカメラマンに挨拶する。
「オーナー自ら来られるとは珍しい」とも言われたが、私にとっては当然のことだ。
選んだイメージガールの晴れの舞台なのだから。
ましてや、梓はこれが初めてのグラビア撮影なのだ。
「社長、お久しぶりです!」
そこに駆け寄って来たのは、加奈子だった。
あの頃と変わらない笑顔を振りまいて。
「そうだな。いつ以来だ?」
おそらく数年は会っていないはずだ。
私の元を去ってから、今までの活躍は十分に知ってはいるのだが。
「…まあいいか。しかしいい女になったもんだ」
「そんなぁ」
照れながらも満更でもなさそうだ。
初めて会ったときはまだ、加奈子は女子大生だった。
加奈子も梓と同じく、私が一目ぼれで採用したようなものだしな…