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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 82

麗那に言われやっと気付いたという面持で百合子はテーブルを見る。
「嘘…あの良が?良、有難う。ほら褒めてあげるから、麗那の胸じゃなくて私の胸に来るんだ」
百合子と良一の距離は5m。百合子は良一の方へ歩いて寄っていく。
しかし、その横を猛スピードで駆け抜ける陰があった。
「良一様が私のエプロンを…」
千乃は良一の元に駆け寄り、エプロンをいとおしそうに抱きしめる。
「良一様の匂いが…」
本来千乃が匂いフェチなのかは分からないが、良一の匂いにはすごく反応してしまうのであろう。
「また千乃か…」
百合子は昨夜に続いてまたしても千乃に出し抜かれる。
麗那はしてやったりという顔をしながら、「さあ良くんの料理が冷めてしまうから食べましょう」と言って、千乃から良一を引き離し良一の横に座る。
「良くん、あ〜ん」
麗那は良一に食べさせるべく、フォークを良一の口元にあてる。
しかし、良一は口を頑として開かず、首を横に振る。
「良くんどうしたの?お姉ちゃんの『あ〜ん』じゃだめなの?」
麗那は急に不安になり泣き出しそうになる。そこでまたしても百合子がこれとばかりに良一の口元に、良一が作ったヨーグルト和えのスプーンを持っていく。
「お姉ちゃんばっかりずるいよ。僕もお姉ちゃんに食べさせてあげたいよ…」
良一は拗ねた顔をして、麗那に上目遣いで見つめる。
「うっ…」
流石の麗那もこの考えは全く思いつかず、しかも良一の秘儀が出てはたじろいでしまう。
ここでおさらいだが、百合子の「あ〜ん」は見事にスルーされている。
良一は自分の料理をフォークでつかむと、逆に麗那の口元にフォークを持っていく。
その様子を見ていたサラはフォークを口に銜えたまま、千乃は涎を垂らして、マルスは口をポカーンと開けて、瑞穂はその美しき情景で泣きそうになりながら、そして百合子は先程の良一への「あ〜ん」の体勢のまま、それぞれ呆気に取られて二人の様子を食い入るように見つめている。
「お姉ちゃん…」
呆気に取られていた麗那に良一が声を掛けると、麗那は恥ずかしながらも口を開ける。

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